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めんどくさいのつよさ。

 起きたらもう7時を過ぎていた。猫が起こしてくれなかったらもっと寝ていたかもしれない。体が疲れていたんだろう。心地よい疲労、久しぶりの感じだ。今は、スーパーに買い出しに行きたいけれど、化粧をするのがめんどうくさい。いつもこう。出かけるのは好き、化粧とかシャワーとかその前段階が面倒くさくて仕方ない。


 これ貼っておこう。勇気がわいてくる。私は生活することが好きだ。好きで居続けるために、面倒くさいことをしているという感じかもしれない。少しの面倒をこなした時の、自己肯定感が上がる感じも好き。一日の中で、やりたいことがたくさんあると同時にそれ以上のめんどうくさいことがある。だから、いつもやりたいことの半分もできないんだ。

 このあとやること、やりたいこと
・昨日のSession聞く
・聞けていないPodcast溜まっているから聞く
・火曜日だからゴールデンラジオも聞く
・『共感と距離感の練習』読む
・買い出し
・ワークショップの準備
・オーダー分の刺繍作成
・部屋、特に服の整頓(物が増えてきたから不要なものを手放す)
・ちょっと掃除
・爪整える(いつも短くて角がない状態じゃないと落ち着かない)
・美容院の予約
たくさんある。頭の中にあるだけだとサボってしまうから記しておく。これだけ見ると、時間的にできそうなのに、できない。できない前提が自分の中にある。もう少し自分を自律したい。
 しかし、驚くことにもう12時。やろうとしてたこと、何もしていない。それでも、珈琲は淹れた。私えらいよ。

 仕事を辞めてから、新しい人づきあいが増えて、自分や相手のこれまでを話す機会が増えた。それで気づいたのだけど、自分を開示することを、前職の時はものすごく加減していた気がする。今は、そんなことなく自分のことを話せている。たぶん、選んだ仕事や場所や人のことを、信用しようと思っているんだと思う。選んだ自分のことも信用している。
 ちゃんと目の前の景色が変わっているということは、たぶん、合っている。

 自分みたいに暮らしている人をあまり知らない。働くことは好きなのに、正社員で雇用されることを避ける。一人暮らしで車も所有しているのに、お金をたくさん稼ぐというあたまがない。人や、人と暮らすことには興味があるけれど、自分や相手も縛ることをさける。野良猫みたいだなといつも思う。一緒に居たい人とは居たい、居たくない人とは居たくない。やりたいことしかやりたくない。
 そんなんじゃ、のちのち困るかも、という気持ちがないわけじゃないのだけれど、こうして生きてきたから、これ以外たぶんできない。

 もう13時。着替えて買い出しに行こう。


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