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本名で長男の発達障害について発信した日。

【授業参観】

長男の授業参観日だった。
小学校の参観日は毎度感情を揺さぶられる。
例に漏れず、今日も泣いた。

長男は小学校1年生の時に発達障害であることがわかった。
1年生は通常級に在籍していた。
2年生になって登校渋りが激しくなり、支援級に入ることにした。

そこに、なんの迷いもなかった。

SNSでは、長男の発達障害について書いたことは一度もない。
本人が傷付くことになるのでは、と恐れていたからだ。

でも、発達障害児について、発達障害児を知らない人にも、知ってほしいことがある。

それに、息子の生き様も、私の経験も、必ず必要な誰かの役に立つ。
誰かに「ありがとう」と言ってもらえることは、私たち親子の希望と勇気になる。

それに、長男が自分の発達障害を理解しながら、一生懸命に毎日過ごしていることや、幼い心と体でいろんなことを受け止めている次男、発達障害児と定型発達児を育てる中で思う私の話も聞いてもらえたらと。

発達障害を持っていても、普通に暮らしています。
日本で発達障害のことが取り上げられるのは、事件を起こした犯人が発達障害があったとか、発達障害児はかわいそう、みたいな、そんなことが多いように思う。

それは誤解です。

知らないことを、知らないままで悪口だけ言わないで。

でも、私もそっち側の人間だったから。
自分の子どもがこうなって、初めてわかったことたくさんあるから。

そんなことを、自分の周りから少しずつ伝えられたらと。

子どもたちを取り巻く世界が、ただただ、優しい世界であってほしいと心から願っています。

そんな想いで、私は自分にできることをやろうと思いました。



と、ついにSNSに書きました。

もちろん長男の許可は取れていないまま、私が勝手にやったこと。

デメリットやリスクも考えた上での、でも正解かどうかわからないままやったよ。


でもこれで、発達障害児育児のことや、私がやりたいことがやりやすくなった。


私は子どもの発達障害を『喰い物』にしようとは全然思ってない。
ただ、私にも仕事と収入は必要だ。
それは、子どものやりたいことを叶えるためであるし、私の精神衛生を保つためでもある。
発達障害に関係することで収入を得ようとすることは、ある種難しいことでもあるが、では「対価を得る」とは何なのか。
困っている人の足元を見てお金を搾取するようなことをするつもりはないが、無償無料のボランティアではこちらが潰れる。
それに、お金は「もらう」方のみならず、「支払う」方にも得るものがあるはずなのだ。
その辺りのことを、もっと明確に言語化できるようになりたいし、できるようになった時、私は誰も『喰い物』にしない仕事ができるだろうと思う。


本名のSNSで発信したことで、伝えたいこと、伝えなければならないことがムクムクとわいてきた。
私は私の使命を果たすのみ。

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