雲南省の隠れ家BAR
上海と深圳で招待されカクテルを作りにゲストバーテンダーをしてきました。中国における金融と文化の発祥地では力のあるバーテンダーが集まり、またカクテル文化に舌鼓をする舌の超えたお客様も多く存在する。
つまりはバーテンダー、お客様共に練度が高く中国国内におけるBAR文化の中心地だ。
では中国の地方のBARは?
今まで鹿山(僕)は
上海、深圳、北京、成都、重慶いわゆる中国を代表する大都市圏でしかBar巡りをした事がない。
今回は御縁があって上海、深圳のゲストバーテンダーイベント後の報酬として雲南省は
【麗江 Lìjiāng】【香格里拉Shangri-La】の2ヶ所に連れてってもらった。
【麗江 Lìjiāng】の古い街並み
【麗江 Lìjiāng】は113万人の都市。
トンパ文字という独特の文字と言語を持つ少数民族ナシ族の王都があったのが【麗江 Lìjiāng】
さながら日本でいうところの京都のような世界線が広がっている。
このような場所でもBARはあるのか?
あるんです。
中に入れば中国特有の四方の建物に空間があり真ん中に中庭がある中国伝統の四合院スタイル。つまり真ん中の中庭では焚き火を焚いて囲むスタイルのBAR
上の2階からみるとこんな感じ。↓
中国伝統の四合院スタイル。
名前のとおり四つの辺に建物を置き中央を庭園とする。
そしてカクテルメニュー。
Cuba Libre(キューバリブレ)が『自由古巴』
「リブレ」(libre)はスペイン語で『自由』の意味を持つ単語。『古巴』はキューバ。
漢字は一文字ずつ意味があるので中国語はそこに当てがうから何か好きだ。
左上のオリジナルカクテルである
『Sakura Dance』は『櫻花舞』
確かコープスリバイバーNo.2は
『亡者復甦No.2』でなかなか中二病をくすぐられる文字列である。
一緒に同行した中国国内でバーテンダーをやってる方から聞いたのは
コロナ禍で中国国内の観光地がレベルが上がった。との事
その理由は
今まで海外旅行に行ってた富裕層の中国人がコロナ禍の国境封鎖により海外旅行が出来ず国内に目を向けた富裕層向けの施設がたくさん誕生した事。国内旅行の内需が増えた事でサービス側のレベルも上がった。
この雲南省の麗江にあるこの裏路地にある古民家を改装したBARも地元民というよりは観光客向けの隠れ家BAR。
でもしっかりと作られてて美味しかった。
日本のBARの特徴というのは全国どこの街でもしっかりとしたBARがあるという事。
これは本当に良く思う。
中国は?というとあった。
ミャンマーとの国境近く中国の南西の果てにある雲南省の麗江という小さな街にもしっかりとカクテルが出てくるBARがある。
世界中色んな街でBARに行くのは楽しい。
BenFiddich 店主
鹿山博康
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