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ボリビアのゴールデン街
ボリビアにもゴールデン街のような所がある
ボリビアの伝統蒸留酒シンガニ
(マスカット由来)の故郷Camargo(カマルゴ)
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この街はシンガニの故郷と謳っているだけにそこかしこにシンガニの飲酒文化が根付いている。
そしてほったて小屋が長屋のように川沿いに連なりボリビアのママンがバーテンダーとなってまるで昔のゴールデン街を想わせる。
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全てがシンガニがメインのBar
そして一つ一つの店舗にゴールデン街のようにそのBarの主みたいな常連客がいて新参者に絡み出す。
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と言われシンガニで乾杯を求められ
中国人と韓国人と日本人は同じに見えるが一体何がどう違うのかについて問われる
シンガニも色々なグレードがある。
超激安のものからそこそこまで。
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皆から次の日頭が痛くなると恐れられている。
こちらのシンガニは日本円にすると200円未満。日本でいうところの大五郎であろう。
基本的にシンガニを作り蒸留する際に産まれる副産物で構成されているそう。テール(後留)の部分が多く含まれる。
昨今ではシンガニは海外でも認知されてきて高級ラインは輸出され徐々に伸びていっているがボリビア国内自体は南米トップレベルで貧しい国なので結果こういう大五郎みたいなシンガニがバチクソ売れている。
ここでこの新宿ゴールデン街風の
ボリビアママンのシグネチャーカクテル
【氷無しシンガニハイボール】
正確にはボリビアの国民的カクテル
【チュフライ】
チュフライの意味は
チュ=ハエを追い払う擬音。
フライ=蝿
【レシピ】
シンガニ
ライムスライス
ジンジャエールorスプライト
ボリビアは外で飲んでるとアルコールにハエがよく寄ってくるのでそう名付けられたらしい。
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(スプライトかジンジャエールかは地域性がある)
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氷無しチェフライの完成である。
鹿山は20年前くらいによく新宿歌舞伎町のゴールデン街に出入りをしていた。
今でこそもうゴールデン街にはいなくなってしまったが20年前だと戦後に青春を謳歌した手練れのおばぁちゃんがゴールデン街の自分の小さな店の前で立って呼び込みしながら自分の店に客引きをしてたのをよく覚えてる。
鹿山も当時興味津々なので呼び込まれるがままにおばちゃんに吸い込まれウィスキーの水割り頼んだら水道の蛇口をひねった歌舞伎町の水道水割りが出てきたのを今でもよく覚えている。
このシンガニの故郷カマルゴの街の長屋のように連なるバラック小屋のシンガニBarが当時の鹿山が夢中になった歌舞伎町ゴールデン街を連想させた。
ありがとう
新宿 Bar BenFiddich 店主 鹿山博康