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コーチング雑感 ー答えはその人の中にある?ー

コーチングは
こうしろ、ああしろと
相手に指示はしない
アドバイスはしない
答えは教えない
というのが基本ルールです。

答えはその人の中にある・・・

これを信じて
話を聞く側(コーチ)は
卓越した質問の技術で
その人に気づきを起こさせていきます。

長年コーチングに関わっていると
「答えはその人の中にある」という表現は
コーチングを知らない人は
勘違いをしてしまいかねない・・・
最近はそう思っています。

私はそもそも
すべての答えが
その人にあるわけではない

と思っています。

タイトな時間制限の中で
成果を出さなきゃいけない時は
正直
その道に精通している
信頼できる人から
的確な指示を受けて
その通りに行動するのが
最良の選択であると思います。

ただ
時間制限がそこまで厳しくない中で
自分なりの納得したやり方で
成果を出していくことだったり
今回の一連の行動と成果を
自分自身の学びとしてしっかりと
腹落ちさせていきたい
といったような時には
卓越した
コーチング技術を有した人との
対話の時間を持つことで
間違いなく自分を
次のステージへとステップアップ
させることができると考えます。

コーチングコミュニケーションは
質問→答え→質問→答え・・・・
のように
一問一答で行っていくので
通常の会話の単純に2倍の
時間がかかります。

された質問にすぐに答えらえる時もあれば
自分の中にすぐには答えが見つけられなくて
沈黙の時間が続いたりすることも
しばしばあります。

そのような会話の中で
質問に答えられない相手にしびれを切らさず
「きっとこの質問に対する
 答えかキーとなるようなワードが
 この人から出てくるはず・・・」と
コーチは相手を信じて
沈黙を破らず
ひたすらその人からの発音を待つことが
あります。

そうです。
このような時に
「答えはその人の中にある」
というフレーズを使うんです。

すでに勘が言い方は
気づいたかもしれません。

コーチングでいうところの
「答え」は「正解」とは
一概には言えないということです。

あくまでも
その人の中にある
現状の自分の身の丈で考えついた
アイディアだったり
行動の仕方だったりが
ほとんどです。

卓越した
コーチング技術を持つコーチは
それらの答えを丁寧にすくい上げ
時にはその人の視点を変えながら
新しい気づきを起こさせる質問を仕掛けて
その人に複数の選択肢を見せることが
できます。

現代に生きる私たちは
時間に追われています。
誰しも
なんだか忙しなく・・・

だから誰かに何かを質問した時に
すぐに返事がないと
良かれとおもって
答えやすい別の質問に言い換えたり
なんなら二択、三択くらいで
相手が選べるような答えやすい質問に
なおしたり・・・・
そんな対応をしがちな人は
結構少なくないと思います。

でも
質問に答えるスピードは
人それぞれです。
十人十色というように
即答する人もいれば
ゆっくり自分の心に旅をしていって
答えを探し出して
丁寧に答える人もいるわけです。

即答してこないからといって
その人に答えがないとは限らないのです。

今、目の前にいるその人から
自分では思いもつかない
答えやアイディアが
返ってくるかもしれないと思って
いつもよりも少しだけ
じっくりと
相手からの発音を待ってみる・・・
そんな心の余裕をつくってみませんか。


今回の記事はいかがでしたか?

行動してみようかな?
行動を変えてみようかな?
行動をとめてみようかな?

何かしら動いてみたくなる・・・・・
そんな記事をお届けしていきます。

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