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【ストV】あきらの魅力

ずっとさくら使いだったんですが、最近もうあまりにもあまりで。全然勝てないため、さくらはサブキャラとし、メインをあきらに変えたのです。

さくらでも、立ち回りはそこまで悪くないと思うんですよ。でもリスク背負って一発当てても、そこからのリターンが圧倒的に足りない。一つミスしてダウン取られるとそこから巻き返すことができず、最終的にあと一手が足りずに負けることが多すぎて流石に駄目だなと。全体にリーチがなさすぎて、相手のお願いブンブンを咎められないんです。

そこであきらです。後述しますが、あきらは一発当ててからのリターンがかなり高い。そう、火力です。単純に火力が直接プレッシャーにもなるし、強気に行きたい方にはオススメできるなと。そんなことを考え、ストVにおけるあきらというキャラの魅力を書き出してみたところ案外な長文となってしまったので、ここに書き留めておきます。

特徴

個性的な通常技

まず大きいのは「技の出が遅い」こと。これは短所であるものの、実は長所でもあるのです。
フレーム等知らずに適当にブンブン振ると反撃食らってしまうが、振り方を理解していれば、目押しがしやすく連携が容易。ガードされた場合は不利が多いものの、距離さえ注意すれば固め連携も可能だし、一発ヒットしたときに簡単に確認してコンボへ行けるリターンはドでかい。またとにかく最速でボタン押してくるタイプ等は多少タイミングをズラせばカウンターから大きなダメージを取れるんです。

覚えやすいコンボと起き攻め

また、コンボ後の状況がかなり共通しており、いくつかのパターンを覚えるだけで応用が利きます。中でもVスキル1「通天打」からのエリアルコンボは、締めにエリアル専用技(伸展蹴)を使うことで受け身不可の特殊ダウンを取ることができます。ここからは起き攻め状況固定なので、投げと打撃重ねの単純二択でもいいし、中段・下段・シミーを混ぜていくこともできるため、相当なプレッシャーをかけられる。

しかも、コンボは大抵えげつない横押しになるため、簡単に相手を端に追い込める。追い込んだら、技のタイミングに加え前後・上下で揺さぶります。画面端なら投げの後また択れるので、相手にとってはまさに地獄。

さらに、Vトリガー1「漢の背中」が非常に強力。発生1Fでヒット発動なら中足・5/2強Pなどコンボになり、降ってきた兄・醍醐を経由し通天打からエリアルコンボで大ダメージ――概ねノーゲージで300超+横押し+起き攻め付き――を取ることができます。ガードされても先述の通り発生1Fなので、例えば中足ガード発動でも既に下段・中断・投げの択をかけられる状況。また醍醐が降って来ると画面の情報量がめちゃくちゃ増えてかなり見づらくなるため、タイミングずらし・めくり飛び等も絡めた攻めが展開できます。知っている相手はVリバ等で切り替えしてくるが、相手がVゲージを消費してくれるなら、状況によっては完全な"出し得"にもなる訳です。

充実の対空技

対空技が非常に充実しているのもポイントです。
まずは対空無敵の鳳天蹴ですが、咄嗟の昇竜コマンドは難しいのと、昇竜系の技としては発生が6Fと遅いので若干不安があります。
ということで通常技なら安定は2強P。軌道が低め・移動距離が小さいザンギなどには5中Kが使える。空対空状況ならJ中P・空投げもある。めちゃくちゃ早めの強扇蹴舞でもできないことはないし、めくりを潜ったときには着地狙いで中足~EX裏裡門なんかもかなりいい。どれだけあるんだよ!という。

立ち回り

とは言え、弾がない以上ただ待っているわけにも行きません。充実した対空でジャンプを刈り取るにも、まず立ち回りで跳ばざるを得ない状況を作る必要があります。

押し付ける技① 立ち強K

まずは5強Kです。注意点はかなり前に踏み込むので、相手の置き技(特に中以上)で潰されがちということです。なので遠目から先端を当てる形をつくりたい…ただ全体フレームもかなり長く、最低でもガードさせないと非常に危険。その間合いをまずは覚える必要があります。
とは言え、先端ガードなら確反できるキャラ・そしてその状況は限られ、なんとよくわかってない相手にはむしろそこから択れる技なのです。ヒョー!

まあ実際そんなにうまくは行きません。5強Kガードさせた時点で、キャミィやユリアン、ルークなどはリーチの長い通常技で咎めてきますし、その後の通常技も読まれればガード→確反されます。またワンガード後読み合い拒否で跳んでくる輩もなかなか厄介です。ただし、ちょっと様子見していればいくらでも対処はあるし、常に読み合いを回すのがあきらです。こちらも相手の行動を読むしかない。そこが面白いところなんですから。

また散々5強Kを見せておけば、歩いて行って5/2中Pや中足が出しやすくなります。ここで触れれば、次に出てくるのが通常気功塊です。

押し付ける技② 気功塊

基本的には強気功塊でないとガードさせて有利は取れません。しかしここで使うのは中気功塊です。
実は強気功塊は2強Pとかからでもコンボにならず、ガードさせても有利はたったの+1F。一方中気功塊はガードさせて-2なので確反なし。遠目位置ならこちらの屈コパ(2弱P:発生3F)を押し付けられる状況もある程です。ただ知っている相手だと3F技擦って止めてくる可能性があります。そこで弱気功塊を混ぜます。強気功塊だと発生があからさまに遅いため見てから割り込めますが、中と弱を発生時点で見分けるのは至難の業なのです。画面端でどちらが来るか読んでボタンを押さないといけないのに、押して弱気功塊だったらヒット→直投げがありうる。亀になればこちらも強気功塊ガード→投げの押し付け。中気功塊で判断が遅れれば3Fコパで固められる。言うて極悪。

ということで、対処方法をわかっていない相手にはこれだけでEXゲージを溜めてCA削りまで行くこともある程です。まぁガードバックによる微妙な距離の違いでPとKを使い分けるのは結構難しいんですが、途中で気功塊入れ込みの5強Pや様子見して微下がり弱扇蹴舞なんかを混ぜるとほらもうかなりイライラしてますよ相手は!
なので怒り狂った相手に一旦転ばされると、その後怒涛の柔道とかVトリガー絡めた表裏択とかで焼き尽くされることもままあるので、少々注意が必要ですけども(笑)

終わりに

ということで、如何でしょうか?あきら。

確かに弾への対処はシビアだし、どこかで飛び込む読みと度胸も鍛える必要があるが、今やブロンズ帯でも脳死手癖ムーヴでは勝てないのだから、読み合いを楽しむことができるってのはむしろ良いキャラではないかと思うのです。
リュウでカサコソとゴキブリみたいな動きをしたり、ケンの無茶苦茶な入れ込みお願いムーヴでヘイトを稼がなくても、真っ当かつ手軽に対戦が楽しめるのです。ここまで書き忘れていましたが、あきらは入力がそれ程忙しくないのでパッド操作にも向いているのです。アケコン買わなくても十分パッドで戦える…いややっぱり前面右側6ボタンはあったほうが良さそうですが。

プレイヤー数に比例して若干参考動画が少ないので、立ち回り方などはフレーム表見ながら自分で考えて試行錯誤したり、体で覚える部分は多いかもしれません。
プロの使用状況にしても、SFLでナリ君が使用しているが、いかんせん彼は出場機会が少なく、また勝っていないので参考にするには微妙なところかも。しかもVトリガーは2だし…

とは言えその試行錯誤や読み合い――それこそが格ゲーの醍醐味だと私は考えます――を手軽に楽しみたいという方は、いちど触ってみると面白いんじゃないでしょうか。いや、エリアルコンボがストリートファイターなのか?と言われるとちょっと悩みますけどね…

今度、Vトリガー2を少し研究してみようかなぁ。

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