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この世界は陰と陽
この世界にある物事は、全て陰と陽でできている。
これは古代中国の哲学に基づいた陰陽思想で、この世の物事は全て陰と陽に分類され、その対象的な二つの性質が万物の変化を生み出している、とされています。
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上の画像は"太極図"といい、この陰陽説を表すものです。皆さんも一度は見た事があるのでは?
この陰と陽の法則は、アニメやファンタジーの題材になっていたり、自然界のリズムや健康、人間関係など、私たちの日常にも深く関わる様々な分野で応用されています。
『この世界にある物事は、全て陰と陽でできている。』
こう言われて納得できたら、具体的な説明はいらないのかも知れません。
でも、「そういうものと言われてもよく分からない。」とそこで終わってしまうのは勿体無いほど、陰と陽の思想に着眼すると生活のあらゆるシーンが面白くなってきます。
ぜひ気になる方は、最後まで読んでいただけたらと思います♪
陰陽思想とはどんなもの?
まず、陰陽思想で説明される二つの相対する性質の例を挙げてみましょう。
陽は明るい、動的、積極的、男性的な側面などを表します。
陰は暗い、静的、受動的、女性的な側面などを表します。
陰と陽は対立しつつも補い合い、常にバランスを保ちながら変化していくことで、調和と成長が生まれるとされています。
また、全ての物事が表と裏、一対の性質を持ち、お互いが支え合いながら存在していることもこの思想の捉え方です。
一方がなければ他方も成立せず、対立しながらも調和を生み出すという事ですね。
イメージ化
この思想をすんなりと理解しやすいようにと、私が頭の中で視覚化しているのは、地球のイメージです。
地球に例えると太陽に照らされている半球が陽で、その裏側にあたるもう一方の照らされていない半球が陰。
何となく、イメージがしやすいでしょうか??
生活のシーンにこの思想を加えてみる
次は、日常の何気ないシーンや自分の身に起きた物事にあてはめてみるとどうでしょうか。
私が、ふと日常で「これも陰と陽なのか...!」と感じた事を例にあげます。
それは、子供の大泣きへの対応に困り果て、くじけそうになってしまった時。
子供が大泣きする時のエネルギーには相当なものを感じます。ひとまず原因を理解する事に徹し事なきを得ますが、癇癪などの切り替え切るまで時間が必要な場合、一旦気持ちを落ちつかせてやるしか方法がない、という事も。
そんな時に、陰陽説が頭をよぎり、『この大きなエネルギーの裏には、同じだけ大きな別のエネルギーがあるのかもしれない。』とふと思いました。
子育てをする中でこのような場面では、親が全く動揺せずに居られるかというと時に難しく、どれだけ冷静に落ち着いて対応できるかが大切になってくると思います。
でも、子供が泣いているという状況の裏側には、同じだけとびきりの笑顔でいられるというエネルギーが存在するんだと感じ、子供に対しての寄り添い方にゆとりを持つための手助けになりました。
落とし込む鍵
この私の経験は小さな1つの例に過ぎませんが、もしも陰陽思想を人生に上手く応用させるとするならば、2つに分かれている事に善い悪いもなく、私たちがどちらの側面を見ていくのか?という事に鍵があるのだと思います。
この話をふと思い出す事があったら、そのシーンでの陰と陽を観察して、気分が良くなる面に焦点を当ててみて下さいね。
読んでくれたあなたにとって、この話が価値あるものでありますように。