『美白ケア商品の選び方』
Q.美白ケア商品は使っていますか??
A:はい
B:いいえ
美白ケア商品は“必ず使わないといけないアイテム”ではないですが、
今行っている“基本のスキンケア”にプラスすることで、シミ予防に繋がる優秀スキンケアアイテムです。
もし、美白ケア商品を使うとすれば
一年中、毎日使い続けることが好ましいです。
『日差しが強い夏の時だけ使う』という方も中には居られます。それが一概に間違っているという訳ではなく、使わないよりかは使った方が良いですが、それでシミが出来なくなるとか“消える”わけではないので、そこの理解は必要です。
また、前回の冒頭でも少しだけ触れましたが、
『美白ケア=肌を白くする』訳ではありません。
なので、美白ケア商品を1本使い終わった後に『白くならなかった』とか『シミが無くならなかった』と言って使うのを辞めるのは、とても勿体ない話なので是非コツコツ続けてほしいです(^^)
美白ケア商品は、あくまで、
『シミを予防』するスキンケア化粧品
です。
上手に使えば これから出る“かもしれない”
シミ予備軍や今出ている“薄いシミ”をケアすることができ、結果的に白い肌を保つことに繋がります。
まず、基本的知識として
シミができるメカニズムは
肌が紫外線を受ける(炎症)
↓↓↓
細胞がメラニンを生成するよう指令を送る(指令)
↓↓↓
メラノサイト内で
メラニンを作る酵素『チロシナーゼ』が活性
↓↓↓
メラニンが作られる(生成)
↓↓↓
黒色メラニンが肌内部に蓄積する
(ターンオーバーの乱れ)
↓↓↓
シミができる。
このシミができる工程のどこかに美白有効成分が
アタックすることでシミができるのを防ぎます。
どこにアタックするかはそれぞれの成分の特徴に
よるので、その特徴をご紹介したいと思います。
今回は、美白ケア商品に入っている成分として
有名なものを、特に3つ紹介します!!
商品選びの参考にしてみてください♡
化粧品検定2級にも出る範囲なので、
化粧品検定に興味がある方は是非参考にしてみてください♡
1位.m-トラネキサム酸
もともと抗炎症剤としてつかわれていた
『トラネキサム酸』を美白成分として開発したもの。
【効果】
↓
・抗炎症
(紫外線による炎症を抑える)
・メラニン生成とメラニン生成の指令阻止
(メラニンを作らせない・作らせる指令も阻止)
(因みに、m-トラネキサム酸という名は資生堂が独自で付けた名前で、本来は『トラネキサム酸』。
メラニンの頭文字“m”を付けてm-トラネキサム酸と名付けたそう。m-トラネキサム酸の働きはトラネキサム酸と変わらない)
2位.カモミラEP
ハーブのカモミールに含まれる成分。
成分名はカミツレエキス
【効果】
↓
・抗炎症
(炎症を抑える)
・メラニン生成と指令阻止
(メラニンを作らせない、作らせる指令も阻止)
3位.ビタミンC誘導体
もともとビタミンCには強い抗酸化作用があるが
酸化しやすく不安定で、分子構造が壊れやすいので、
ビタミンCを吸収しやすい安定的な形に変えたもの。
【効果】
↓
・メラニンの生成抑制・還元
(作らせない・できかけたメラニン色素を元に戻す)
・チロシナーゼ活性阻害
(メラニンを作るための酵素の働きを阻害する)
美白成分まとめ
上記3つの成分は特に、市販の医薬部外品の
美白有効成分として多く含まれる成分です。
その他にも
・アルブチン(チロシナーゼ活性阻害)
・コウジ酸(チロシナーゼ活性阻害)
・レシノール(チロシナーゼ活性阻害)
・エナジーシグナルAMP(メラニン排出促進)
・リノール酸S(メラニン排出促進&チロシナーゼ分解)
などがあります。
おさらいですがシミができるメカニズムは、
肌が紫外線を受ける(炎症)
↓↓↓
細胞がメラニンを生成するよう指令を送る(指令)
↓↓↓
メラノサイト内で
メラニンを作る酵素『チロシナーゼ』が活性
↓↓↓
メラニンが作られる(生成)
↓↓↓
黒色メラニンが肌内部に蓄積する
(ターンオーバーの乱れ)
↓↓↓
シミができる。
です。
どの部分にどの成分が効くのか、なんとなくでも分かって貰えたら、お店での美白ケア商品を見る目も変わると思います。
因みに有効成分は
①医薬部外品に配合されていて
②成分表の1番上に表記されているので
それぞれの特徴を知って是非、お店に行った際は商品の成分表を見てみてください♡
面白い発見が見つかるかもしれません♡
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