可憐なアイボリー「少女たちとアイボリー」MVロケ地探訪記
月曜日にロケ地巡り行きがちなべるしぃです。(現弊店の定休日なので)
今回はこちらのMVのロケ地巡りに行ってきました。
2025年1月にメジャーデビューを迎える、可憐なアイボリーの「少女たちとアイボリー」です!
Intro
可憐なアイボリー(以下カレアイ)には2023年7月から通っていますが、MVロケ地巡りは今年4月に公開された「遠キョリ。だって本気」以来2回目。
前作は長野県での撮影でした。前回の記事もぜひご覧ください!
今作は活動開始から3周年を迎えたカレアイが、オーディションにより4人のメンバーを新たに招き入れ、12人体制となって新たなステージへと踏み出す節目の曲。
3rd Anniversary Liveのサブタイトルともなった「少女たちとアイボリー」。
ライブ前の密着動画ではレコーディングや振り入れの際の映像も映されていて、公開前だったこの曲のメロディの一部を聴くこともできました。
僕は新鮮な気持ちでライブを見たかったので、これはライブ後に見ました笑
さて今回のMVをご覧いただければ一目瞭然ですが、コンセプトはまさに「新たな船出」。
曲の歌詞の通り、可憐な船「アイボリー号」のクルー8人が、新たなクルーと出会って新たな旅を始めていく…というストーリー仕立てになっています。
僕個人としても、カレアイの今までとこれからの物語を船旅に見立てて曲を作ってくれたことに、深く感動していました。
それは元々僕が海も乗りものも好きだったというのもありますし、瀬戸内エリアを拠点とするアイドル・STU48に5年以上通っていて、海や船により大きな愛着をいだくようになったことも、大きな理由のひとつです。
6月に行われた2ndツアーのファイナルで発表されたメジャーデビュー。
3年間さまざまな困難に遭遇しながらも、可憐なアイボリーというアイドルグループが更なる飛躍をしていく中、今はいわば帆を広げて風を受けようとしている期間。
僕もアイドルヲタクになって10年以上経ってますし、カレアイに通い始めてからも1年数か月ほど経ちましたが、これほど期待に溢れた時間を過ごせていることは今までになく、今は僕自身もこれからが楽しみな気持ちでいっぱいです。
というわけで、早速ロケ地巡り、行ってみましょう!
船の中の海、グランシップ静岡
今回のMVですが、「Thanks」の箇所に「Location Coordination:駿河湾沼津FC『ハリプロ映像協会』」、そして「Hall:GRANSHIP静岡」との記載があります。
そう、今回の「少女たちとアイボリー」MVロケ地は静岡県の沼津市、そして静岡市駿河区にある「グランシップ静岡(静岡県コンベンションアーツセンター)」です!
僕の推しメンである、れみりんこと土屋玲実さんの出身県である静岡県ですよ!
なお、ハリプロ映像協会(リンク有り)というのは静岡県東部におけるフィルムコミッション団体とのことで、こちらが沼津での一括の窓口となって船舶の手配や撮影場所の紹介・支援等を行ってくださったようです。
まずはこちらのダンスパートの撮影が行われたホールである、グランシップ静岡を目指しましょう!
というわけでおはようございます。
2024年11月25日月曜日、朝9時頃の静岡市です。当日は秋晴れで本当に天気が良く、日中ずっと青空が見えていました。
前日から連休だったため静岡市内に前泊して、静岡鉄道長沼駅・JR東静岡駅の国道1号沿いにあるガソリンスタンドでレンタカーを借り、静岡をドライブすることにしました。
ホテル近くの日吉町駅から長沼駅まで、静岡鉄道に乗車。
この路線は列車によってカラーリングが違うのですが、朝かられみりんのメンバーカラーと同じ緑色の電車に乗ることができたので、とても幸先の良い出だしとなりました笑
そしてグランシップ静岡は、まさにその東静岡駅の南口の目の前にあります。
東静岡駅南口を降りるとすぐ、巨大な建築物が視界に入ります。
こちらがグランシップ静岡です!
一見すると、ただの展示場やホールなどの複合施設という感じです。
それが反対側に回って見ると、なんと船の形を模した建物になっているんですよ! すごい!
「グランシップ」の名前の通り、巨大な船がそこに停泊しているかのような趣です。
しかもさらにすごいのは、今回カレアイが撮影したホールには、ずばり「大ホール・海」という名前がつけられています。
ここまで徹底して海や船にリンクさせてMVを制作したんだ…と、驚きを禁じえませんでした。
新幹線で静岡を通る際に、この建物を見ることも多いと思います。
愛知県民の僕も静岡は数えきれないぐらい通っていますし、この施設自体は見ていました。
しかしながら、その形が船の形をしていること、そしてその中のホールが「海」と名付けられていることは、全く知りませんでした。
これはMV公開の後に、静岡県に住むれみりん推しのカレアイファンの方からSNSで教えていただいて分かりました。
内部の撮影について現地でインフォメーションに確認したところ、ホール内の撮影は貸出もされていて不可とのことでしたので、今回はグランシップのサイトより写真をお借りしました。
このグランシップは全国的に見ても稼働率がかなり高いそうなので、何かしらのイベントにさらっと参加して内部を見るのがベストのように思います笑
グランシップへのアクセスなど、公式サイトもご確認ください。
余談ですがこの大ホール、櫻坂46の「五月雨よ」のMVでも撮影がされているとのこと。こちらも全く知りませんでした。
「五月雨よ」は僕も櫻坂の中でも大好きな曲なので、そんな2つのMVがここで撮影されたという繋がりを持ったこと、無性に嬉しく感じました。
(実はちょくちょくライブも行ってます)
そんなわけで記念に1枚。3周年ライブの時の前方席特典の集合写真をプリントして持参してみました。
アイボリー号の下っ端乗組員として、今後とも邁進していきたい所存です…!!
ついでに土屋玲実さん(推しメン)、福田ひなたさん(1.22推し)、小田切ななささん(1.73推し)のアクスタと、橘美空さん(3.9推し)の写真を。
ちょっとなに言ってるのか分からないと思いますが、まあ軽く流してください。
それとネットで購入したみくしぃのアクスタ、早くください!(12月下旬発送予定)
それでは、次は沼津へ行ってみましょう!
沼津の海は輝いて
グランシップから国道1号、東名、新東名を通って車で約1時間、新東名・駿河湾沼津SA付近までやってきました。
なんだか見たことある山並みが海の向こうにありますね。
実はグランシップあと、お城巡りのために沼津市の興国寺城跡と、すぐ新東名に戻って三島市の山中城跡に寄っていましたが、そちらは当然割愛。
早速沼津の海岸へ向かいましょう。
沼津市の千本浜公園にやってきました!
ここには静岡市の三保の松原に勝るとも劣らない、見事な景勝地・千本松原があります。
そして見て下さい。このずっと先へ続く砂浜と、その奥に聳える富士山、そして澄み渡る青空。
最高に風光明媚な場所ですね…!!
この松の木が茂る映像からして、海辺での撮影は普通に考えて沼津の千本浜公園。
GoogleMapのストリートビューを見てみても、皆が立っていた防波堤の階段と同じような場所があるね。よっしゃ楽勝楽勝。
ぜんぜん違いました。
千本浜の防波堤を歩き回って探していたんですが、どうにも見つかりません。
しかも平日なのに随分訪れる人も多いので、こんなところで撮影はちょっとできなさそう。
海岸で松原がありそうな場所となると、この浜辺を富士市の方へ西に向かうか、もしくは逆側の御用邸記念公園のほうへ向かうか。
この時点で15時過ぎ。日の入りを考えると16時までには撮影地に到着しておきたい。
静岡市に戻るのだから、まずは静岡から遠いほうの御用邸方面へ行くのがセオリー。
そう思いながら、GoogleMapを頼りに車を走らせてみました。
!!!
見つけました!!!
ここは狩野川河口を挟んで千本浜と反対側にある我入道浜(がにゅうどうはま)。
ここが「少女たちとアイボリー」海辺パートと松林パートの撮影場所です!
映像の中にあった柵と同じ縦筋の手すりが千本浜ではどうにも見当たらなかったんですが、我入道浜に到着した瞬間にこの階段と手すりが目に入ってきて、テンション爆上がりでした。
それと手すり近くの階段の欠け具合が完全に一致していたのも決め手です。
ここで何かが出てきましたね。
3周年ライブの時に買った12人の生写真(少女たちとアイボリーver.)のようです。
8人だったアイボリー号のクルーが、4人の新しいクルーと出会って12人になって、階段をのぼった先に見える大海原へ漕ぎ出ようとする。
MVの中でも象徴的にその姿が描かれているのが、この階段のシーンでした。
この場所に立って、撮影に来たメンバーの皆の息吹を感じた気がします。
演出なのは分かっているけど、ここで出会った12人が新たな一歩を踏み出した場所。
なんでもないこの防波堤の階段が、今見ている物語の舞台になっている。自分もその場所にいる。
いわゆる「聖地巡礼」の醍醐味って、こういうことなんだろうなと思います。
現地から投稿したこちらのポストに対して、翌日26日と翌々日27日に行われたオンラインお話し会におけるメンバー某2名の反応はというと…
・Nなさちゃん「写真並べてたよね! かわいい! 愛だね!」→僕(嬉)
・Rみりん「健気だなぁ」→僕(笑)
という具合でした笑
(推しメンの名誉のために言っておきますが、決してリアクションが薄かったわけじゃないです!)
浜辺の方に来てみました。
ここは千本浜に比べると穴場で、本当に地元の人しか来ない感じでした。
れみりんも先ほどのオンラインお話し会の中で、「私たちも平日に行ったけどそんなに人がいなかった」と言ってたので、やっぱりフィルムコミッションの方が撮影のしやすさでここを紹介してくれていたのかな…という風に思います。
それなので、写真を砂に刺して並べる遊びも悠々とできたわけです笑
もちろん全く人通りがないわけじゃないので、もちろんめちゃくちゃ見られてました。死にたい。
それと補足ですが、りおちゃんとりーたんに関しては3周年の時に買った写真の中に入っておらず、特にトレードもしていなかったため、仕方なく9月のマリン衣装での登場となりました…すいません…
新メンバーの4人。
カレアイに入ってくれて、本当にありがとう。
4人の色が加わって混ざり合って、真っ白なキャンバスに素敵な新しい色が生まれたことが嬉しいです。
ちなみに4人で歩いているシーンは、みくしぃが配信(11月24日付)で言うには「他愛もないことを延々と話していた」とのことでした笑
新メンといえば、ここゆちゃんとゆらこちゃんが松林の中で出会うシーンがありました。
実はこの時点で結構トイレを我慢しててあんまりゆっくりできなかったんで、実際の撮影場所を探すのは諦めました…
なので皆さん良かったら、こちらを訪れた時にぜひ実際の場所を探し当ててみて下さい。
そこそこハードモードだとは思いますが、きっと楽しいと思います!
MVロケ地でタオル掲げるのもまた格別の味わいです。
(実はこの時点でみくしぃのタオルがなくなった説がにわかに浮上していた…)
ヨットなどその他のシーンのこと
今回、メンバー全員に酔い止めの薬が配布されて(笑)臨んだというこちらのヨット。
前述のYouTubeの概要欄にもありましたが、「帆船Ami」という船です。
沼津の観光ポータルサイトにも紹介されていて、沼津市の静浦港を母港としています。
今回この船も見てみたいなと思って静浦港まで車を走らせてみましたが、港は関係者以外立ち入り禁止となっていて、また岸壁も高い防波堤があって港の風景を見るのも難しい感じでした。
今回は時間も迫っていて車を降りずにそのままスルーしてしまいましたが、体験型帆船ということなので、ファン同士で沼津を訪れた際に乗り合ってみてはいかがでしょう?
また、今回のMVにあるこちらの個別カットについて、同じくみくしぃが11月24日の配信で言ってた限りでは、学校で撮影したとのこと。
そして前述のフィルムコミッションのサイトを見ると、帆船Amiの母港である静浦港のすぐ近くに廃校となった中学校があります。
もしかしたら、ここで撮影したのかもしれないですね。
ただしこれは今のところ誰からも言質が取れないので、想像の範囲内だということを付記しておきます。
”聖地巡礼”のまちでカレアイを想う
ご存じの方も多いと思いますが、沼津という街はアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の舞台モデルにもなりました。
2016年の第1期放送以来、今もなお「聖地巡礼」に多数のファンの方が訪れます。
またそれだけではなく、地元・沼津の自治体や企業、地域の方々がそれを受け入れてファンの方々と持続性のある良好な関係性を構築していて、ロケツーリズムの成功事例としても広く知れ渡っています。
今回、僕も沼津へ「聖地巡礼」に訪れました。
別に何か宗教を信仰しているからというわけではないのですが笑、何となく腑に落ちないところがあって、僕はこの言葉があまり好きではありません。
それなので普段は「ロケ地巡り」と言うのですが、今回この沼津を訪れて「聖地巡礼」の言葉の意味を少し感じることができたので、使ってみようと思いました。
土屋玲実さんの出身県である静岡県。
そして橘美空さんがこよなく愛する作品である「ラブライブ!」との縁が深い沼津市。
そんなこの土地で今回のMVを撮影したことに、なんだかカレアイも縁で必然的に導かれたように感じたのです。
そんな風に感じられる場所って、まさに「聖地」なんじゃないかなと。
(単純にれみりんとみくしぃに肩入れしてるからそう思うんじゃ…というのも、否定はしません笑)
それとみくしぃの配信だったと思うのですが、「カレアイとラブライブサンシャインが重なる」というコメントを以前見かけまして。
ホームページであらすじを見ると、
「諦めなければきっと夢は叶う――。」
という一文があり、なんだか「僕らはきっとすごくない」の「諦めなかった人が特別になる」という歌詞を思い出しました。
まだ作品を見たことが無いので、今度ぜひ視聴してみようかなと思っています。
新しいメンバーと新しい船路への旅に出たカレアイが、初めて12人でMVの撮影に来た場所。
ここもきっと「ラブライブ!サンシャイン!!」と同じように、カレアイファンの皆さんの心に刻まれる「聖地」になるんだろうなと思います。
要するに、ロケ地巡りに来て良かった。沼津に来て良かった。
シンプルにそれだけです!
そういえば、今年2024年前半に行われた2ndツアーのダイジェスト動画がツアーファイナル直前に投稿されたんですが、実はここにちらっと沼津市が映ってたんですよ。
今思うとこの辺で既に物語は始まっていたのかもしれませんね。
Outro ~探しものは何ですか?~
さっき、れみりんのタオル掲げて写真撮ってたじゃないですか。
あれをみくしぃのタオルでもやりたいなと思って探したんですけど、見当たらなかったんですよ。
とはいえ荷物を全部車の中でひっくり返したんで車の中がぐちゃぐちゃで、まあしょうがない、レンタカー返す時にもう一回確認しようと思ったら、本当に無くて。
もしかしてホテルかな…と思って返却前にホテルに寄ったけど無く、車を返却した後にグランシップに行ったけど無くて、テンションめちゃくちゃ下がりました。
静岡駅で海鮮丼食べようと思ったのに、それすらも忘れる始末。
そして失意のうちに帰宅したら、なんとデスクの上に置きっぱなしでした。
恥ずかしすぎる…
2日後、オンラインお話し会でみくしぃに「タオルなくしかけてたよね!?」って突っ込まれたのは秘密です。
Extra ~MVメイキングでさらに美味しく~
2024年12月13日金曜日、「少女たちとアイボリー」MVメイキングムービーが公開されました!
まずはこのみくしぃとななさちゃんの「ななみく」コンビのスクショから。
ななさちゃんがボツになったチェキにめちゃくちゃ書き込みをしてみくしぃにあげた…という微笑ましいシーン笑
そのチェキにある日付が10月29日になっていますね。
れみりんが始まりのシーンで「え、こんなに(雨が)降ってる?」と言っているのと、沼津の過去の天気を見るとこの日は一日中雨だったようなので、どうやら10月29日(火)で間違いないようです。
そして、MVは一日挟んでの2日間に分けて撮影されていた…とみくしぃの例の配信でも言っていましたが、メイキング内でゆりぴちゃんもそのように言っていました。
なので2日目は10月31日(木)ですね。
29日:学校、グランシップ静岡
30日:東京に戻ってツインプラネット感謝祭
31日:我入道浜、帆船Ami
こんな感じでの撮影スケジュールだったようです。MV撮影で一日中動き回りながら間にライブが入って、目まぐるしいスケジュールですね…
ちなみに学校は前述の旧静浦中学校のようにも見えますが、特定材料が無かったので一旦保留とさせていただきます。
ただ、可能性としては高いような感じがします。
この10月下旬は秋雨前線が停滞していて雨が多い期間でしたが、静岡県東部の31日の天気は曇り。
とはいえMVやメイキングを見ていると晴れ間も見えて、天気に恵まれていました。
こうして屋外での撮影で天気に運よく恵まれたことも、カレアイに手を差し伸べてくれる見えない力が働いていたように思えてしまうのは、ファンゆえの心理なのでしょうか…?
そして松林の中でのここゆちゃんとゆらこちゃんの撮影のシーンもちょこっとだけ映っていましたが、これは場所を探すヒントになりそうです。
がんばって探してみて下さい!
(実は自分も2回目行こうかなと画策してます)
この階段実際に行ってみて、メイキングで「ああここで撮影してたんだなぁ」っていうのがよりクリアに頭の中で蘇ったので、ロケ地巡り・聖地巡礼ってやつはまじで多幸感しかないですね。
ぜひ静岡・沼津に来てみて下さい!
ちなみにこのMVメイキングで一番の衝撃は、このショートヘア風ひにゃです。
なんですかこれバッチバチにかわいすぎるやろ!!
(おわり)
【可憐なアイボリー関係の主な過去記事】