【手作りブックカバー】布・フェルト・紙を使った簡単な作り方を紹介
読書好きにとって心ときめく本との出会いはうれしい体験です。思い入れの強い本ほど大事にしたいですよね。
そんな大切な本を守ってくれるのがブックカバーです。自分だけの特別なブックカバーを手作りすれば、読書の時間が今まで以上に楽しいものになるでしょう。
この記事では布・フェルト・紙を使ったブックカバーの作り方を紹介します。
布素材の手作りブックカバー
布素材で作るブックカバーのメリットは、汚れても水洗いができることです。また、いろいろな種類の布が売っているので、素材はもちろん個性的な柄も選べます。
家にある余ったハギレや手ぬぐいを使って、ブックカバーに変身させてみましょう。
布のブックカバーの作り方
本のサイズにあわせて調整できる布のブックカバーの作り方を紹介します。フェルトや紙に比べると少し作業工数がかかりますが、順序通り進めることで簡単に作れます。
用意するもの:本、布、ジャー、メモ帳、ペン、ミシン
作成手順
本の縦の長さを測る
実寸+予備0.5cm+縫い代2cm
例:縦19cm+0.5cm+2cm=21.5cm(←布を裁断するときの縦の長さ)
2.本の横の長さを測る
(実寸+予備1cm)×2
例:(28cm+1cm)×2=58cm
3.カバーの折り返し部分の長さを測る
実寸×4+縫い代4cm
例:7cm×4+4cm=32cm
4.2と3で測った数字を合計する
例:58cm+32cm=90cm(←布を裁断するときの横の長さ)
5.算出した縦と横の長さで裁断した布を1枚用意する
6.布を裏返し両端を1cmずつ2回折り、ミシンで縫う
7.布を表側にして、端から7cm(カバー折り返し部分の長さ)のところに印をつける
8.7で印をつけたところから、さらに2倍の長さのところに印をつける
例:7が7cmの場合は、そこから14cmのところに印をつける
9.7の印部分を谷折りし、8の印部分を山折りしてM型にして、アイロンで折り目をつける
10.端から28cm(本の横幅の長さ)のところに印をつける
11.10で印を付けたところから両サイド7cm(カバー折り返し部分の長さ)のところに印をつける
12.10と11の印をM型に折ってアイロンで折り目をつける
13.生地を2つに折り、折り返し部分の端にアイロンをかける
14.上下の両サイドをミシンで縫う(縫い代は0.7cmくらい)
15.返し口からひっくり返してアイロンをあてたら、ブックカバーの完成
手ぬぐいのブックカバーの作り方
お好きな柄の手ぬぐいで作れるブックカバーを紹介します。糸やミシンを使用せず、折るだけで完成するので手軽に手作りできます。
用意するもの:文庫本、手ぬぐい1枚
作成手順
手ぬぐいを二つ折りにする
手ぬぐいの真ん中に本を置き、手ぬぐいで本を包む
本からはみ出ている手ぬぐい部分を、本の幅に合わせて外側に折り込み、しっかりと跡をつける
崩れないように裏側にひっくり返し、反対側も3と同じように行う
手ぬぐいから本を抜き取る
手ぬぐいをひっくり返す
※このとき、折ったところが崩れないように気をつける本の縦の長さに合わせ、手ぬぐいの上下のはみ出ている部分を折り込む
上下の折り込んだ部分が重なる場合は、掛け合わせるように入れ込む
手ぬぐいに本を挟んだら、ブックカバーの完成
フェルト素材の手作りブックカバー
フェルトのブックカバーは、切りっぱなしで端処理が不要なため、扱いやすい素材です。材料も100円ショップで手軽に揃えられます。
フェルトのブックカバーの作り方
文庫本サイズのブックカバーを紹介します。2枚のフェルトを使用するため、異なる色を組み合わせればバイカラーのデザインが楽しめます。針や糸を使わない簡単な作り方なので、小さな子どもから大人まで幅広い世代におすすめの手作りブックカバーです。
用意するもの:本、フェルト(18cm×18cm)2枚、リボン、はさみ、ボンド、ペン
作成手順
1.フェルトの上に本を置き、本のサイズをもとにカットの印をつける
点線 カット部分
2.点線に沿ってフェルトをカットする(フェルトは2枚カット)
3.カットしたフェルト2枚の縦の部分を合わせる
4.リボンにボンドを塗り、フェルトのつなぎ部分を留める
(リボンはフェルトより上下2cm長くカットする)
5.フェルトからはみ出したリボンの上下2cm部分にボンドを塗り、内側に折り返して留める
6.左右6cmを内側に折り返す
7.折り返した部分の内側上下0.5cmにボンドを塗って留める
8.ボンドがしっかり乾けば、ブックカバーの完成
紙素材の手作りブックカバー
紙のブックカバーのメリットは、値段が安くデザインが豊富なところです。また印刷するだけで準備が整うので、手軽で簡単に作れます。
紙のブックカバーの作り方
書店でかけてもらえるような、外れにくい紙のブックカバーの作り方を紹介します。手軽に作れるので、季節に合わせてカバーを交換するなど色々ためしたい人におすすめです。
用意するもの:本、好きな紙1枚(本より上下左右に最低4cmくらいの余白があるもの)
作成手順
紙の上下を本の高さにあわせて折る
左右の紙の端を合わせ半分に折り本をはさみ込む
本のフチにあわせて紙を内側に折り曲げる
四隅にできた袋に本の表紙を差し込む
しっかり折って角をなじませたら、ブックカバーの完成
ブックカバーに印刷したいデザイン&イラスト紹介
ブックカバーの作成にあたり、紙に印刷できるカバーデザインを無料でダウンロードできるサイトを紹介します。
専門書や小説、それぞれの本の雰囲気に合ったデザインを印刷してブックカバーを作れば、今よりもっと読書が楽しめるでしょう。ぜひ試してみてくださいね。
【未来屋書店】
「未来屋書店」にはオリジナルデザインが豊富に揃っており、シンプルなものからビビットで目を引くデザインなど、さまざまなデザインが楽しめます。各素材の下にある「ダウンロードボタン」を押せば印刷ページに移動し、ファイルをダウンロードできます。会員登録不要で、手軽にダウンロードできるのもうれしいですね。
【東京ますいわ屋】
呉服専門店「東京ますいわ屋」のオリジナルブックカバーは、呉服店ならではの「和」テイストのブックカバーが魅力です。淡い色彩が特徴で、古き純文学小説に似合いそうな、味わい深いデザインが並んでいます。
【KING JIM】
文房具メーカー「KING JIM」のオリジナルブックカバーは、文具ファイルの柄を使用したユニークで珍しいデザインです。文具好きな方には見逃せない魅力的なブックカバーでしょう。2種類のブックカバーが用意されており、個性を演出したい方にもおすすめです。
【東京メトロ】
電鉄会社「東京メトロ」のオリジナルブックカバーは、メトロ車両をモチーフにしたデザインが特徴です。ガイド線のついているものも掲載されているので、線に従って折り曲げるだけで簡単に作れます。電車好きのお子さんと一緒に、手作りの時間を楽しめますね。
手作りブックカバーで読書時間を楽しく快適に!
手作りブックカバーは、簡単に作れるだけでなくカスタマイズがしやすいことも魅力です。とくに紙のブックカバーは、豊富なオリジナルデザインを無料でダウンロードできます。
印刷するだけで簡単に素材が用意できるので、インクジェットプリンターを使ってお好みのデザインを印刷してみてはいかがでしょうか?
手作りブックカバーで、読書時間をより楽しく快適にお過ごしください。ブックカバーの印刷時には、インクの補充もお忘れなく!
ブックカバーとあわせてしおりを作りたい方は「簡単にできる手作りしおりの作り方を大公開!」を参考にしてくださいね。
ベルカラーは互換インクの専門店です。
高品質で低価格な互換インクを各メーカーで取り揃えていますので、お得に印刷を楽しみたいという方はぜひチェックしてみてください。
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