若手歌手の国際コンクールへの挑戦へ♪
■国際コンクール
2020年からのパンデミックで、
特に飛沫を飛ばす声楽の世界は制約や規制が
多く、欧米で動き出しても日本では動いていない
事が多く、今年2023年に動き出したものが
増えた様に思う。
今年2月に関わった小学校での
鑑賞授業でも、声楽は今年からO.Kになり、
3年振りの開催という事だった。
先日、日本で開催された
ベルヴェデーレ国際オペラコンクールの
日本予選も日本で4年ぶりに開催された。
1月にウィーンの事務局関係者から
日本予選者のエントリー者が1月現在いないので
私に告知協力のお願いがあった。
私も日本の音大で教えている訳でも無く、
日本のオペラ団体所属でも無く
フリーランスの歌手なので、業界に広める
影響力がある訳では無いが、このnote、amebaの
ブログ、Twitter、Facebookの記事で告知をし、
特にTwitterでは、1月から3月の日本予選の
直前までほぼ毎日ツイートした。
私が挑戦していた頃は、
岩手県盛岡市の盛岡市民文化センター大ホールで
1次予選、2次予選とあり、
スポンサーもいて盛大に開催されていた!
当時は、音楽の友やぶらぁぼ等の雑誌に
要項が載っていたりしたが、
今や日本の事務局が無く、外国語で
ホームページからしかエントリーできない
様になっている。
こういう国際コンクールは、
日本の先生が関与せずに、
欧米の審査員が審査をするので
日本の先生らも我関せずの人達が
昔からほとんどだと思う。
私も何も知らず挑戦して、
世界本選に通過して、そのヨーロッパでの
評価の高さ、その規模を知ったが、
それでも自分で色々な事にアンテナを
張っていたから挑戦した。
審査員もヨーロッパのオペラ歌手、
指揮者、劇場支配人、公式伴奏者兼
審査員にミラノスカラ座音楽監督と、
聴いてもらえるだけでも幸せな環境だった。
今回のエントリー者は2名だったと。
本当にもったいない事だし、
私もコンクール至上主義という
タイプでは無いのだが、
特に声楽は、日本的なルールというか、
ヨーロッパでは、ある声楽やオペラの
型みたいなのがあって、意外と音大の先生や
日本人歌手で第一線で歌っている人達の中でも
それを分かってなかったりする人は多い。
だからこそ、予選でもヨーロッパの審査員の
講評に触れる事も大きな意味があるし、
それで通過できれば、良き経験やチャンス
にもなる。
■日本の音大の先生、指導者、歌手の
意識の持ち方
今回、私もSNSで必死に告知を流した。
一応、各フォロワーにも音大の先生や
声楽の指導者や歌手で弟子がいる人達も多い。
まずは、このネットでこれだけ
情報がある中で若い声楽の人達が
世界に目を向けていないのは非常にもったいない。
だいたい32歳までがエントリーの
国際コンクールが声楽は多い。
器楽奏者ならもっと若い年齢制限でしょうし。
ベルヴェデーレや、ドイツのNeue Stimmen
などの世界規模の予選があって
世界から人が集う大会は、本当に素晴らしい経験と
なると思う。そこで色々な国の歌手とも
ライバルだけどさりげない会話を交わすし。
日本のは、大きな大会でも
順位ついて、受賞者コンサートで
終わってるのが多く、そんな飛躍的な
キャリヤや仕事がもらえる大会は存在する様に
思えない。
国際コンクールも正直、
S、A、B、Cなどの規模のランクはついていて
ベルべデーレやNeue StimmenなどはSランクと
されている。
そのクラスの世界本選は、
ファイナルに行かなくても
本選の段階で審査員以外の
エージェントもスカウト合戦で、
ファイナルに行く者は、大きなキャリアに
進むし、エージェントのスカウトでも
大きなチャンスを掴む者はいる。
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