歌&表現のさまざまなワークショップ、音楽教育を通して届けるものとは?
■コンサート以外のさまざまな活動
私は、バス・バリトン歌手として、
音楽活動をしているが、コンサートやオペラ、
舞台などの音楽活動以外にもさまざまな活動を
している。
歌や表現のワークショップや音楽教育や講義なども。
・歌の個人レッスン
・学校のコーラスなどの特別講師
・音楽教室、専門学校での歌の指導
・一般向けのボイストレニーング講座
・子供向けの歌のワークショップ
・ビジネスの人達向けの表現を通してのワークショップ
など
2010年~2012年は、立教大学兼任講師として
コミュニティ福祉学部で芸術的人間学を担当し、
オペラ作品を中心に表現などについて講義した。
また、写真の様に大学院のビジネスデザイン研究科
で社会人枠の人達の前で特別講師で講義をしたり。
これらが文化、芸術への普及や理解を
深めたい気持ちでやっているが、
やはり対象によって色々な想いがある。
色々な活動を取り上げながら語ろうと思う。
■ヴォイストレーニング講座
専門的な人達へのボイストレーニング講座も
するが専門的な人も健康を目当ての人も一緒にする
ボイストレーニング講座もある。
ヴォイストレーニング講座。
歌手からしたら歌う声の出し方だし、
一般の人からしたら、歌声で無くとも
話す声など、声がより良く出るために知りたい
人もいる。近年思うのが、声と歌声の違いを
知らない人達が多い。
私達クラシックの歌手は基本、マイクを使わず
歌うので、マイクを使うジャンルの音響さんの
力量で大きく変わるジャンルとも違うので
生の声に特化したジャンルがクラシックの
歌い手に思う。
自分の弱小Youtubeで(笑)簡単に語った時がある。
自然な呼吸法は寝息であるという話など。
声を出す事を考える前に、
まず、重心や体を開かないといけないけど
理屈が先行したり、感じる事を忘れている
人達が多い。
本当に体を開く作業は、
自分の体を知る作業でもあり、
自分を知る作業であり、生まれ持った病や
障害や骨折以外の多くの病は、
心や精神が疲弊して身体に異常をもたらす
事が多い。
なので、私のボイストレーニング講座というのは
響きをもたらす歌声が基本だが、プロ志望、一般の人と
関係無く医学的な観点からの体の軸や使い方が軸にある。
■感情の森
2020年にコロナ禍で
エンタメ業界が立ち行かなくなった時に、
ワタナベエンターテインメント所属の
アカペラグループINSPiのリーダーの
あっちゃんこと杉田篤史さんの呼びかけで、
私と、EQの専門家のみっちゃんこと
三森朋宏さんとのYoutubeでの対談番組を
スタートさせた。
あつまれ感情の森1回目♪
あつまれ感情の森2回目♪
あつまれ感情の森3回目♪
あつまれ感情の森4回目♪
私は機械音痴なので、この時は2人に助けられたし、
あっちゃんの後押しで弱小のYoutubeチャンネルを
始められ今も続けられている。
あつまれ感情の森がネットを飛び出して
東京の私立高校での特別授業に繋げたのは、
EQの専門家のみっちゃん。
あっちゃんは、ポップスのアカペラ、
私はクラシックの歌手、ここを組み合わせて
3人で授業をするという発想が、私なんかには
無かった(笑)ジャンルの違うアーティストと
アカペラを教材に授業を進めるなんて、
音楽を専門にしていた方が考えもしないが、
そこをジャンルで無く、人の組み合わせで
面白くなると考えたみっちゃんが素晴らしい!
最初の顔合わせのリモート授業風景も。
私達も学校にとっても実験的な授業だったが、
先生方とも何度も打ち合わわせをし、
感情の森のメンバーでも何度も打ち合わせをし、
こういう姿勢が教育内容の前に大切な姿勢に思う。
何よりコロナ禍の学生達は、規制が多く、
学生生活で思う存分本来できる事が出来ていない事に、
政治も大人達も真剣に考えるべきかと思う。
私達の打ち合わせも、内容の事もだが、
どういう状況でも実施できる道を探る打ち合わせをした
事が中止ありきでは無い姿勢に
心から共感した。
個性ある3人だが、おのおのの想いを語っても
1つの授業が成り立つ光景というのも
学生達に良いメッセージの1つに思う。
■子供の歌のワークショップ
昨今貧困家庭が叫ばれたり、
さまざまな子供の障害や病気、
習い事が多いので、結果として見えやすい
ものが人気があったりと。
子育て支援も大切だが、
そこに携わる人達の予算確保が大切に思う。
行政主催なので受講者の参加費を安く設定するのは
良いが、リタイアした人達を講師として
設定して安い講師料を設定すると
やはりきちんと勉強している指導者を
雇いにくい。とはいえ私も子供達の為にはと
思うので、他の仕事と兼ねていれば地方でも
引き受けるし、子供の未来に繋がればと思い
指導している。子育て支援というのは、
教育内容の質の向上を考えての
支援であって欲しく思う。
子供達のプライバシーがあるので
あまり子供達の事の記事は書かない様に
しているが、親が子供の事で悩んでいる
人達の中に、子供に歌や表現を習わせてみたいとか、
音楽抜きでも接して欲しいと頼まれたり
する事が多く、結構幅広い年齢の子供達と
私は接している。
いつも親が何に悩んでいるか
理解はしているが、
私は、すぐ面白いと思ってしまう(笑)
まず、人間で問題の無い人間は、
存在しないと思っている。親や教育に
携わる人間が問題と思うか、
面白いと思うかで、その先が
変わってくるものがある。
子供向けのワークショップもたくさんやってきたが、
昨年1年生~6年生が一緒に参加する
ワークショップで、性格にバラエティーある子達が
参加してくれた上に、その小さな弟や妹たちが
結構うろちょろしてたり、子供を見守っている保護者がいたり、
そういう光景をみていて思う事があった。
なんか歌を通しての音楽の場が居場所としての
空間で、なんか楽しかったなあという場があっていいなあと。
人に緊張する子だって、声が出せなくても
その場にいる事も素敵な事なので。
■社会人対象のワークショップ
近年、学校ではアートや表現活動を
教育プログラムに取り入れたり、
ビジネスの世界でも人材育成で、
アートや表現を取り入れるカリキュラムが
増えているみたい。
昨年、演劇の副島慶子さんと
タッグを組んで、お客様を引き寄せる
表現とワークというテーマでした
ワークショップに、さまざまな分野の人達が
参加してくれた。
アートや表現を使ってのカリキュラムは、
素敵な事だが、どこかアートや表現を道具に
しているなあと思っていたり。
でも、制作も参加者も指導者も真剣なのは
間違いないのだけど。
私は、高校は、高松第一高校音楽科に
進学して、同級生も先輩も後輩も、
そして、普通科の人も個性的でユニークな
人達が多い高校だった。今の与党にいる
ベテラン国会議員も高校の先輩だし、
名球会の中西太さんも大先輩だし、
ウッチャンナンチャンの南ちゃんも先輩だし(笑)
そして、大学は東京藝術大学で、
音楽学部、美術学部とあり、それは個性を
超えて変わり者?(笑)ばかりで、
プロになれば世界中のアーティストと
知り合い、人と違うが勲章の世界である(笑)
だからビジネスの人達がしかけるものに
新鮮さを感じない事が多い。
仕組みとか、ビジネス内容に新鮮さを
感じないと言うよりは発想的な部分かなあ。
でも、教科書の様な枠の中で
生きてきて、そこからその人達にとって
飛び出したと思う事って、物凄い事に
感じるんだろうなあと。私達からしたら、
そこで初めてスタートラインの
手前に立てた感覚に近いぐらいだけど(笑)
それでも、変わろうと思ったり、
何かを得ようというエネルギーに
取り組みは素晴らしいと思うし、
ストレス社会と言われ、私なんかより
たくさん稼いで、結婚もできて、家族もいて、
良い会社や、良い大学出ても心の病になる人が
日本は多い様に、やはり、社会や人のガス抜きを
アーティストとして関わりたいと思う。
ここから先は
¥ 500
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?