フワちゃん騒動で思い出したこと
こんにちは。
医学部受験コンサルと同じぐらい、もしかしたらそれ以上に芸能ゴシップに詳しい鈴村です。
ニッポン放送のホームページが、思ったよりずっと強い表現でフワちゃん降板をホームページで公表していました。
最近はインターネットに主戦場を移していますが、昔からこういう芸能人や有名人の(どうでもいい)騒動をワイドショーが騒ぐという図式はありました。
今、パッと浮かんだのは「サッチー・ミッチー騒動」とかね。
もう二人ともお亡くなりになりましたが。
プロ野球の野村監督の奥さんであるサッチーが衆議院議員に立候補したことをきっかけに、剣劇女優のミッチーがメディアを通じて口撃を開始。
遂には脱税容疑でサッチーが逮捕されるところまで行きました。
(そして野村監督は阪神タイガースの監督を辞任しました)
また、コロンビア大学卒業というサッチーの経歴が詐称だったことも騒動の過程で明らかになり、公職選挙法違反ではないかとも取り沙汰されました。
その過程で、いろんな芸能人が我も我もと乗っかってコメントし、騒動が大きくなったのも今回の経緯と似ています。
サッチーがたたかれた時も、フワちゃんの今回の炎上騒動も、共通しているのは「アイツ調子に乗ってる、という空気が出来上がっていたところへの一撃」という点です。
サッチーも単なるプロ野球監督の妻(しかもいわくつきの再婚同士)で自分は何者でもない人が、タレント活動はまだしも、衆議院議員にまで立候補するってちょっとやり過ぎじゃないの?という空気があったことは間違いないと思います。
今回のフワちゃんも、遅刻癖や生意気な態度などがたびたび報じられていたことは知っています。
そんな「空気」をフワちゃんも感じて、アメリカに移住してYouTube活動をやっていくと、つい先日発表していたと思うのですが、逃げ切れなかったということでしょうか。
その後、サッチーこと野村沙知代さんは徐々に表舞台から退き、85歳で亡くなりました。
最期の様子は、夫の野村克也氏によって詳しく語られ、理想的なおしどり夫婦という形で取り上げられました。
日本社会のみならず、日常の学校や職場にも漂う「空気」を読むことは、日本人である私でも難しいと感じます。
どちらかと言うと、私は「空気」を読むことが苦手な方で、学校でいじめられたりしたのも、その辺りが不器用で上手くやれなかったからだと思います。
でも、「空気」の中にいる人たちは、自分たちが「空気」によって行動を決めていることは絶対に認めないですね。
今回のフワちゃんのことも「そもそも前から礼儀知らずだと思っていた」「遅刻をするヤツはダメなんだ」と正義を盾にして叩いています。
前からそれがわかっていたなら、なぜこのタイミングで一気に噴き出したのか。
その世論を作り出したのが「空気」ではないかと言っても、決して認めようとしないでしょう。
個人的には、こういう時に黙っているさっしーは学校カーストの最上位層にいるタイプだなあ、と思っています(笑)