一歩一歩の積み重ね
ビリーバーズ広尾で事務局を担当しているくらもとです。
今日は、わが家の中3の娘について投稿したいと思います。
1学期は学校に行きたいけれど、身体が付いてこない状態が続いていました。本人に何度確認をしても、
「みんなと同じように学校に行って、勉強を頑張って、成績を付けてもらって、公立高校を受験したい。その目標はあきらめない。」
と話していました。自分で決めた目標であれば、応援したいな~と思ったので、本人と相談して身体を整えることにしました。
夏に入ったころ、知り合いに教えていただいた治療院に行ってみました。身体のバランスが崩れているので、朝が起きにくい状態になっているとのことでした。治療院の先生は、その他に心配されていることがありました。
「身体のバランスを崩しているだけなら、身体を整えたら比較的早く良くなっていくと思います。でも、本人が本当は頑張りたいと思っていないのに、周りの影響で頑張らなきゃと思っていたりすると、身体を整えるだけではよくならないんです。」
と、説明をされていました。
改めて、私と娘でお互いの考えを確認しましたが、娘は、
「自分が頑張りたいから頑張る。親の考えは関係ない。むしろ、親から言われたことは聞かへんし。」
と自信満々に話していました。(苦笑)
娘は、夏休みにかけてその治療院に何度か通い、すっかり身体の調子が良くなったようでした。自分の気持ちに身体が付いてこないと落ち込むことがなくなりました。
自分で計画して、積極的に勉強にも取り組むようになりました。
私は内心、
「どこかで息切れして、またペースダウンをしてしまうんじゃないだろうか?」
と心配になるときもありました。
でも、娘の方が私よりもしっかり考えていて、自分が無理してそうだなと感じたときには、程よく息抜きをし、勉強がうまく進まずに気持ちがしんどくなってきたときには、どんな勉強法をやれば気持ちをキープしたまま勉強を進めることができるのかを、相談しに来ました。
2学期が始まると、問題なく授業に参加しました。1学期の時は、苦手な先生の授業は、
「顔を見るだけでしんどい。授業は耐えられない。」
といって、欠席することも多かったのですが、それも全くなくなりました。
文化祭の準備もしっかり参加していました。文化祭の準備の中で、友だち同士のトラブルが起こったときも、家に帰ってきてから友だちに事実確認をしたりして、どのようにしたらうまく解決できるだろうと試行錯誤し、話し合いできちんと解決していました。
勉強だけじゃなく、先生に自分のことを伝えたり、友だちと交流したり、苦手だなと思う先生の授業も、避けることなく出席して、家に帰ってきてからも、自分でペース配分をして勉強の時間を確保しています。
今の娘の様子は、1学期からは全く想像がつかないものだな~と思います。
その一方で、どんなときも、私も娘も、自分の気持ちに丁寧に耳を傾けて、無理しすぎずに、一つずつクリアしていけば、どこかのタイミングで自分の思うように進めるときが来ると信じ続けてきたことで、今に繋がっているようにも思います。
娘が学校に行かないと決めて、まずは自分の好きなアニメを思いっきり見てリフレッシュする!と永遠とアニメを見続けていた時も。
みんなと同じようにできないと自分に自信を喪失して、ただただ悲しみの涙を流すしかなかった時も。
その状態がいつまでも続くわけではない。だから、今の自分の選択を否定せずに、未来の可能性を信じようと親子で話せていてよかったんじゃないかなという気がしています。
ひたすらアニメを見たり、ゲーム、YouTubeと、だらだらしている娘を、放置しいているのか、見守っているのか、迷った時期もありました。
つい、うるさく口を出して、言い争いになったときもありました。
でも、定期的に、お互いの本心を確認する時間をもって、信じあえる何かを見つけようと、向き合ってきたことの積み重ねが今に繋がっているのかもしれません。
今、娘が伸び伸びと元気にやっているかというと、勉強の遅れを取り戻すのに必死で、ものすごく大変だと言っています。もう少し勉強できる時にしておけばよかったとも言っています。
でも、私から見ると逞しくなったな~と感じます。繊細さというよりも、しなやかさが身についてきたようなイメージです。
高校受験が近づくにつれ、きっともっと大変さを感じてくるんだろうとは思いますが、私は今まで同様、娘の一つ一つの頑張りを信じていこうと思っています。
長文を最後まで読んでくださりありがとうございました!
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