対COVID19戦 （んなもん絶対勝つ）
KAAゲントが、「今だからこそするべき・今まさにするべき社会貢献」について、サッカーのフォーマットを最大限活用しつつ、ものすごくアグレッシブに攻めているようである。
来たる5月17日（日）、《ザーメンステルク（Samen Sterk：共に強く)2020》対COVID-19、というバーチャルの試合？？を、フランダース圏大衆紙Het Laaste Nieuws（HLN）と共催する、と発表。
チャリティ、という呼びかけなのだが、どっちに向かって何をどう、しかも何故今、チャリティなのか？という構成が重層的なので理解に時間がかかっており、実はまだ100％腑に落ちていない。行事の流れを整理するところから始める：
１ コロナ禍下のサッカーについての特別ディベート：
ヘント会長のイヴァン・デ・ウィッテ（Ivan De Witte）が発起人かつパネリスト、サッカーコメンテーターのマルク・デグレイセ（Marc Degryse）、国家安全保障会議の専門家アドバイザリー代表、ウィルス学者のマルク・ファン・ランスト（Marc Van Ranst）教授と共に、当日のバーチャル試合前に論を闘わせる。
２ 試合は、チーム《ザーメンステルク2020》とCOVID-19の対戦。ゲントのチームTVチャンネル、およびHLNのサイトで中継される。
３ イベントに参加するためには、事前にこの試合の「スポンサー」になる必要がある。こちらからアカウントを作成し、「Blijf-in-je-kot（おうちに居ましょう；Stay Homeのフラマン表現）コイン」というビットコインを購入する。５€で１コインというレート。13日13時から17日23時59分まで支払い（＝募金）可能。
４ スポンサーになると、ご褒美抽選に参加権利が発生する。ご褒美の内容はこちら：
キャプテンのオジージャと人気選手のクムスが、お宅にうかがって一緒にコーヒータイム、とか、デ・ヴィッテ会長から、地元のミシュラン３つ星レストランHof Van Cleveにカップルでご招待とか、
フランダースではレジェンド的人気のポップグループ、クルーゾー（Clouseau）のコンサートのVIPチケットとか、来シーズンの試合後監督会見にご招待とか、ジョナサン・デーヴィッドのサイン入りシューズとか、GKトーマス・カミンスキーのサイン入りグローブとか、ブレヒト・デヤーゲレとMeet and Greetとか。
あくまでも抽選、なんだろうけど、おそらくたくさん寄付したら当たりやすくなる、という手心は加えられるでしょうなあ。
５ そのようにして集めた募金は、Digital for Youthへ届けられる。
ちょいと前に書いた活動もこの一環で、
教育現場にコンピュータが当たり前のようになって来ているものの、必ずしも「１人に１台」とはなっていない、という現状を改善していく、というのが上記Digital for Youthの設立趣旨で、KAAゲントはそれを全面的にサポートする立場のようだ。
コロナ禍で自宅学習となれば尚更、家にコンピュータ環境のない子どもたちには、埋め難い教育格差がついてしまう。だからまさに、今取り組むべき課題と位置づけたのでもあろう。
で、肝心の試合であるが。
スタメンは既に発表されており（ヘッダ画像参照）、これを誰がどうやってバーチャルの試合？にするんだろう？？という詳細は、関連サイトを見たんだが現時点では見当もつかない。
《ザーメンステルク2020》のメンツ＆フォーメーションについてこそ、あれこれ書きたかったんだがもう大概長くなっちまったので稿を改めることにする。
2020/05/13（水）本日公表のデータ
感染が判明し入院している人の数： 2.014（前日比+70）
のべ感染者数：53.981
新規感染者数：202
ICU収容患者数：420（前日比-45）
のべ退院者数：13.937（前日比+205）
のべ死亡者数： 8.843（+29が病院、+53がWZC（うち陽性確定は79％）：計+82）
本日は国家安全保障会議（NVR）のフェーズ２発表も行われたんである。
前回同様、開始は午前９時、終了後の記者会見は前回より１時間前倒しの13時半から（素晴らしい！）なので13時のニュースの最後は会見生中継にそのままなだれ込んだ格好となった。
内容については事前に言われていたことから大きく逸脱するでなく、ただまあとにかく「出口が来たのはみんな嬉しいんだけど、くれっぐれも浮つかないでね！！」
「ソーシャル・ディスタンス1,5mの遵守」「それが叶わなさそうだったらマスク着用」「基本的には家に居て」の3原則は継続なのでよろしく、と、会見もニュースも繰り返している。
これの内容精査も明日に繰り越す。
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