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Moonage Daydream

2024年3月24日から公開されていたデヴィッド・ボウイのドキュメンタリー、「Moonage Daydream」を公開されて程ない頃に観に行きました。その際にinstagramに投稿した記事です。

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「音がいい映画館でできればみたほうがいい」という良きアドバイスを先にみられた方からもらっていたので、IMAXで観られる映画館でみようと思ったらスケジュール的に観に行くのが今日(3月29日)になりました。 結果・・・素晴らしかったです。 ボウイのことを語るのに、ボウイ以外が語るのは、本当に必要ないなって。

ボウイの楽曲、ボウイという人が好きな人にとってはかなり満たされる作り方だと、私は思いました。私がどうしてボウイのことがとても好きなのか、ボウイのことを人生の先生的な存在と思うほど好きなのか、ボウイの読んだ本は全部読みたいと思うほど好きなのかわかった気がして。

ただ、本当に映画の中で説明という説明は全然ないので、彼のことを全く知らないとか、ほとんど知らない人が観るとどう思うかは私にはわかりません。 とにかくクリエイターとしてのボウイが好きで、ボウイの楽曲が好きで、ボウイという人がどういう人だったか、ある程度ふれたことがある人だったら、かなり満足な内容ではないでしょうか。

そして本当にIMAXでみて良かったです。映画の中ではボウイの楽曲が流れる率が高いですし、一番最初と最後近くに、私が本当に好きな曲のライブの映像が流れるのですが、特に最後のほうに流れたほうは臨場感をめちゃくちゃ感じました(あまりに好きすぎて何度もYouTubeで観てきた映像でもあったので…)。

ある程度ボウイについての予備知識があれば、この映画の監督が「自分の思い入れのあるのはボウイのこの時代」とか「わかるやつだけわかればいい」と思いつつつくったのかなと感じたりするのではと思ったりして、その点も私はそれでいいと思いました。そして非常にアーティスティックな映画であるところも良くて。なぜならボウイは音楽の人だけではなく、ありとあらゆる意味で「クリエイター」だった人なので、正しい作り方だなぁとも、個人の感想として思いました。

と・・・そんなごちゃごちゃ言っていますけど私にとっては最高でした!

泣かせる作り方をしていない所もいいなって。決して陳腐なドキュメンタリーではなくて、ボウイがみたビジョン、思いを追体験できるというか、クリエイターであることはこういうことだとボウイが伝えてくれているような構成というか。

ただエンドロールで流れる曲を聴くと、非常にグッと来たりして。 彼はこういう人だった、こんなところがすごかったとか、他者の視点から、ひょっとしたら美化されているかもしれないようなことを聞くよりも、自分が好きなアーティストのビジョン・考えを、そのアーティスト本人の口から聞ける方がずっとずっと説得力があります。観にいってよかったです。もう一度行きたいな、一度と言わず、何度も観たいです。


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