なぜ上海は「魔都」と呼ばれるのか
上海行ったことありますか?
すごい街ですよ、今や世界一の近代都市かもしれません。上海の街と夜景は圧巻です。もちろん北京に行った帰りによるのをオススメしますけど。
中国に来てから聞いた呼び方ですが、中国のネットユーザーは北京のことを「帝都」、上海のことを「魔都」と呼んでます。「帝都」というのは分からなくもないですが、さすがに「魔都」は興味深いですね。
これを調べてたら面白い発見がありましたので、ぜひ皆様と共有したいと思います。
「魔都」という呼び方は日本作家「村松梢風」からとのことです。上海での見聞をもとにして、1924年に『魔都』という本を出しました。百年くらい経ってもこの街の神秘を表したい時「魔都」より相応しいことばが見つからないそうです。
↑Amazonには復刻版しかないですね
他にも、日本アニメの「中華一番!」の流行りによって、最初にアニメオタクに呼ばれ始め、その後だんだんと一般市民に広がっていきました。
つまり「魔都」名付けの親は日本人なんですね。
上海の「魔都」ぶりを表す写真もいっぱい見つかりました。一押しはこれです↓
(Photo by @曾诚宇、2017年5月10日19:27)
上海の二番目と三番目(どちらもかつて一番高いビルだったが)高いビルと月の写真です。一番高いビルに空けた空間は風が高層ビルに与える影響を減らすためにあるもので、上海市民から「オーブナー」と呼ばれてます。
また豫园(よえん)からみる外滩(わいたん)もとても魔性溢れてます。↓
(Photo by @秋裤Choku)
他にもいろいろあります。
↓霧に包まれているときの上海もまた素敵です。
(Photo by @张殿文)
↓イギリス植民地時代でロンドンぽい雰囲気あるんですが、そこに中国カルチャーが混じりあった街並み
(Photo by @吕威)
↓急激な発展、こういう景色はいつまで観れるのだろうか
(Photo by @北北)
他にも興味深い都市伝説があります。
・上海の徐家汇という場所にある「太平洋百貨店」がよく「ベビーごめんね」という中国の昔のポップソングを流します。その理由は、デパートが昔死んだ赤ちゃんのお墓の跡地で作られたから、鎮魂のために流している。
・延安路と西藏南路のインターチェンジのところに龍のある太い柱があります。都市伝説では、1979年建設当時、建設中に何度工事しようとしても上手くいかず、お寺のすごいお坊さんに来てもらって法事したらやっと工事がういった過去があります。調べてみるとそこが上海の龍脈だから、金龍をその柱にという説です。写真見ると、確かに龍がありますね。
・「甜爱路」という中国語で「甘いラブの道」があるが、そこを一緒に歩くカップルは必ず別れるって話。絶対行かないでください。
・上海に来ると、予測される台風が避けることが多いそうです。(ホンマかいな...)全部ではないですが、確かに友達から台風で会社が休みなのに、なんもない一日ってことが多いって聞いたことがあります。
上海も5年前に僕が住んでたときに比べたらだいぶ日本人が減ってるそうです。急激な発展により、家賃上がりましたし、物価高いですし、中国企業の給料も高いですから。でも中国でも独特の街の上海をみなさんにぜひ訪れてもらいたいですね。
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(参考資料)
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