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MIXUE蜜雪冰城が日本でオープン間近?日本のドリンク屋さん市場を制覇するのか考察する

けっこう前から気になっているのがMIXUE「蜜雪冰城」表参道のお店。半年以上前からオープンに向けて準備していたはずなのに、まだ営業始まってないですね。つい先日こんな記事も見つけました。

表参道店が期限を区切った出店というのは意外でした。

中国では激安がウリで、最高のコスパのMixueが市場を席巻したわけですが、この記事の情報が確実でしたら、タピオカMサイズが360円。中国のMIXUEとはちょっと異なる路線で日本市場を開拓するのでは、との気がしてます。

またこの記事ではMIXUEのことを、日本にも出店しているcocoや中国大手の「喜茶」と比べていましたが、個人的な感覚ではそれはちょっと微妙です。特に「喜茶」の場合、設立してからしばらくは30元(約600円)くらいのドリンクが主流でした。一回値下げされても、トッピング追加せずに20元台のドリンクがほとんどで、ちょっとトッピングするとやはり30元超えてきます。利用客も、コスパよりドリンクのクオリティーやブランド性を重視しています。

同じようにドリンクサービスを提供している点では似ていても、MIXUEの狙いは全然違います。MIXUEの特徴や看板メニューは以前にも書いたことがあります。

人気メニューをよくみればお分かりでしょう。トップ10に、タピオカミルクティーや中国おしゃれドリンク屋の看板と言ってもいい「芋泥」(飲める芋羊羹のようなもの)や「芝士奶盖」(チーズ入りの塩クリーム)を見かけないです。その代わり、2元のアイスや、4元の生レモン入りのレモンドリンク、6元の生オレンジ入りのオレンジドリンクが人気です。安い!

レートはひとまずおいておいて、コンビニのアイスやドリンクと比べてみましょう。

中国のアイスについては、けっこう前から”アイス刺客“が有名で、包装済みのやつで3元から10数元するものが一般的です。

また、500ml程度のペットボトル飲料だと、お水は2元で、中国系のドリンクは3.5元から8元程度です。サントリーやポカリなどの日系ドリンクだと5.5元から10元を超えるものも。個人的にも、セブンとMIXUEが同時にある場合はMIXUE、特に暑い日は絶対氷入りのMIXUEにします。

中国には自販機が日本ほど置かれていない点も躍進のポイント。コンビニの少ない地方都市でも、このコスパでお店が広がっています。おまけに、中毒性のあるキャラクターやグッズも、レッド(中国のインスタ)とかで激バズることも度々で、もはやZ世代の流行アイコンの一つになっています。

中国のみんなの感覚では、ちょっとおしゃれな「喜茶」を飲みたい日もあるが、MIXUEを飲みたい日もある、といったのがリアルなところです。ビールを飲みたい時もあれば、ワインやカクテルを飲みたい時もある、の感覚に近いですかね。

ところで、そんなMIXUEですが、中国では先日のゴールデンウィーク(中国も連休でした)で泰山という激混み観光地でのことがバズっておりました。やはりこの会社のバズらせ部隊が優秀なんだよな。

山の上&観光地価格でいろんなものが通常より高く売られてるんですが、MIXUEはなんとたったの一元しか値上げせず販売してくれていたという神対応!

「たった一元だけ値上げ」は世界中の観光名所を震撼させるワードだ!

ゴールデンウィークの各地激混みと中国国内旅行需要が尋常ではないことになってることは次のnoteで紹介したいと思います。ぜひフォローしてお待ちください!

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