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コロナ禍で迎える2020年の中国のセンター試験

中国の年に一度のセンター試験の日(高考)が近づいてきました。今年はコロナの影響で、例年の6月7日からの2~4日間から7月7日からの2~4日間に変更されました。

中国のセンター試験については昨年のセンター試験のころにも紹介しましたね。

新華社の報道によると、今年のセンター試験受験者数は1071万人で前年比40万増となります。

今年はコロナの影響で、受験生の登校もしばらく禁止されました。オンライン教育が発展していると言っても、急な環境の変化やオフラインで皆が受験に向けて頑張ってる雰囲気がマチマチ、など受験生への影響は大きいと思います。

また、北京の場合は受験生が登校可能になってしばらく経てから新たな集団感染が発生し、また登校ができなくなる状況でした。

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↑6月17日が最後の登校日で、いきなりの別れとなりました。

このセンター試験ですが、コロナ対応として「体温37.3度以下とマスク」が入室条件となります。

一つの教室への入室人数は以前までの最大30人から20人に、試験途中に体温異常が発生した場合に隔離するための教室も用意されてます。この場合は、移動によるタイムロスの分は終了後に延長をされる、などの対応案が用意されてるとのことです。

去年のnoteでも書きましたが、中国のセンター試験は学生の人生を左右すると言っても過言ではない超重要なイベントなので、皆が真剣に向き合っているのです。

ちなみに、中国では2015年からセンター試験に関する不正は刑法違反となりました。最近Weiboで話題になったのは、20年以上前の山東省における不正です。

合格通知書の横取りなどで、他人の名前と成績で大学に入り、それからも他人の身分で生きている人がいたという信じがたい事件。

IT技術の発達により身分証明番号を登録してから使えるサービスも増えてきたことで、同一人物が「登録済み」となるケースが発生。もう一人が相手の人生を奪ったことがバレました。

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同じ地方出身による不正。社会への反響も大きかったです。

日本と単純に比較することは難しいですが、社会の競争がより激しい中国で、大学入試は学生にとって非常に重要です。ただでさえ学生には負担なのですが、今年はコロナにより様々なアジャストが必要になりました。

基本的に条件は皆同じと言っても実際にはけっこうな差があるかと思います。でも、与えられた条件で頑張るしかないですね。

また、日本での制度変更や試験の実施方法などにも参考にできる点があるかもしれませんね。

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