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南小馆。北京のコロナ感染で有名に⁉︎なった上海料理のレストラン
つい昨日、北京市内にも感染ルート不明のオミクロン感染者が1人確認されました。感染確認された人の職場や団地が一時的封鎖され、全員PCRを行なわれることになります(ゼロコロナ政策では感染者の過去14日間の行動ルートと時間帯が公表されます)。行動が重なっていない市民やビッグデータによる選別で該当しなかった人も積極的にPCR検査を行うよう政府が呼びかけています。
ある程度の個人情報保護はされていますが、それでもやはり行動ルートが公表されるたびにちょっと話題になります。そして不謹慎ですが、面白いことにリストアップされたレストランがよく注目されます。例えば今回の感染者の行動ルートには、午後2時に食事をした「南小馆」というレストランがありました。実際は食事が遅かったか、並んでいたかもよくわからないですがだいぶ遅い昼ごはんです。ボクの知り合いたちも「え〜あそこのお昼はそんなに並ぶの?」とちょっと話題になりました。風評被害よりも、「そんなに人気なんだったら今回食べに行こう」という声がほとんどです。
ということで、今日はその上海料理の「南小馆」(Nánxiǎo guǎn)について紹介したいと思います。
南小馆という上海料理は、かつて東京にも出店した上海料理「小南国」のお手頃レストランです。ここ数年中国の高級料理店ではよくあるやり方です。特に店の命名からも、中国人がなんとなくその名店の子ブランドかと判断します。(例えば他にもミシュラン北京ダック店の「大董」の手頃店の「小大董」とか)
チェーン店経営でいくつか店舗がありますが、今回は感染者が訪れた金融街店を例にします。dianping評価システムでは5点満点中の4.3点、味、環境、サービスそれぞれが4.2点、4.4点、4.1点となります。一人当たりの平均消費額が95元(約1600円)で北京の上海料理店にしては結構お手頃な方だと思います。
オフィス街のど真ん中のショッピングモールの2階にあって、最近の中国のショッピングモールのお店によくある手作りドリンクのテイクアウトカウンターも設置しています。
また、ホールオンリーですが案内されたエリアによって店の雰囲気がずいぶん違うところもショッピングモールのお店あるあるです。
↑窓際席パターン1
↑窓際席パターン2
↑いわゆる普通のホール
↑半分ソファー席
↑室内だけど店の外の「テラス席」
恒例のdianpingユーザーのおすすめランキング10は下記の通りです。
1位は上海ラーメンの代表、ねぎ油の和え麺、2位はカニ小籠包、3位は牛肉の煮物、4位は豚カツwith上海風の辛い醤油、5位は上海風の燻製魚。
6位は漬物チャハン、7位はレモン入り鳩麦ドリンク、8位は田鰻の炒め、9位はスープなしのえびワンタン、10位はほうれん草の酒漬け。
手頃の料理ばっかランキングされています。きっとオフィス街のど真ん中で、サラリーマンたちがお昼によく利用してランキングの上位に上がったんだと思います。
最近上海料理全然食べてないからどれも良さそう。コロナ防疫終わったら食べに行こうと思います。最近は残業におわれてインスタント食品ばかり食べてます、旧正月休暇が来るのが待ち遠しいです。日本のみなさんもオミクロンにお気をつけて!