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【報告/宣伝】全鶏が泣いた
今年最高の感動を
観客動員数 全鶏 第一位
音声化不可能といわれたあの作品が
遂に待望の朗読
今年一番の感動作
……すみません。ハリウッド映画風にしてみました。
なんのこっちゃと思われますよね。
出たんですよ。納品されたんですよ。
これです↓↓
脅威の3時間越え!
「そういえばひよこが年末に連載やってたなー、読んでないなー」という方、もう読まなくて良いです。聴いてください。
でも、このお話は元々朗読のためのお話ではないのです。正直朗読には不向きのお話だと思っていました。
曜日ごとに主人公を変え7(~8)名が中心となるお話です。
私は一人称で小説を書くので、地の文は主人公の語りとなります。それだけで7名の演じ分けが必要なのです。
そのうえ、他のnoterさんの描かれたゲスト出演者も多数出てきます。
全32名の登場人物。
しかも少しずつしか出てこないため、声を当てるにあたっての情報量が少ない。
こんなんひとりで朗読できますか? いやできない。普通なら。
そんな話を、乗り掛かった舟で大海を渡り切ったいぬいさんに脱帽です。
この御恩にどう報いたら良いものか。
北の大地へ雪かきしに行きましょうか(多分死ぬ)。
いぬいさんのnoteはこちらからどうぞ↓↓
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さて、これから聴いてくださる方へひよこ的聴きどころをざっくりご紹介させていただきます。なんせ3時間ですからね。一気に聴くのは大変だと思うので、刻みながらお聴きください。
【Ep.1】12/8(日)
主役は乾探偵。そのまんま読んでいただければOKなやつです。
もともとこのお話を書いたのは、乾探偵を窓から飛び降りさせたい一心だったので、早速目的を叶えています。
ご注目はクライアントの花園様。
頭を金づちで殴られるような甲高く殺傷力のある声、の持ち主なのですが、彼女の第一声にやられていただければ幸いです。
「ヒューマングレィドのプrrrレミアムドッグフード」の読み方もしっかり発音いただいております。
【Ep.2】12/9(月)
主役はホテルマネージャーの西川香織。娘をひとりで育てる四十五歳のバリキャリウーマンです。
すごく高圧的な強気の女性が出てくるかと思いきや、想像していたよりもちゃんと(?)上司に礼儀を払える方でした。
ここの注目ポイントは一気にまくしたてる長セリフでしょうか。
主人公の女性が指示をする場面。全くよどみなく読み切っていただけました。すげえ。
【Ep.3】12/10(火)
主役は街のケーキ屋さんの若きパティシエ、織部翔真。二十代半ばってところです。それがとんでもなくお嬢様な白石日菜とお付き合いをしています。夢見がちな十九歳の日菜のお誕生日は十二月二十四日。二人はお祝いできるのか。
高めの若い声の翔真、そしてぶりっ子の日菜。をいぬいさんが演じます。
いぬいさんのぶりっ子。めっちゃニヤニヤしながら聴いてしまう。
【Ep.4】12/11(水)
主役は駄菓子屋のおじいさん、藤原幸雄。九十歳を少し超えたくらいをイメージしています。
1話目で乾探偵と話をしていたおじいさんなのですが、おそらく1話目を読んだ時まさか主人公の一人だとは思われていなかったでしょう。いやあ大変……と思ったのだけど、老人が上手いですよね。セリフにこもる感情の表現を是非ご堪能ください。
運動のため散歩をしていたりょうこさんとお話するのですが、このりょうこさんがお上品! ああなるほど、良い。好きです、このりょうこさん。
【Ep.5】12/12(木)
主役は小さな出版社の編集者、手嶋俊輔。
お怒りモードの四十後半くらいの男性のイメージです。
一気に朗読スピードが上がります。っぽい!
あまり考えていなかったのですが、皮肉屋の主人公と初心な雨女、それに対してバーの店主は落ち着いた品のある男性、としていただきました。バランスよく読んでいただき嬉しいです。
【Ep.6】12/13(金)
主役は向井翼。文章でお読みいただくと、この段階では彼の詳細がわからないようになっています。年齢不詳の、脅迫文を送ろうとしている男です。
朗読を聴くと、全貌を捉えてから読んでいただいていることがわかります。
少年感、出てます。
【Ep.7】12/14(土)
主役は西川詩音。2話目のホテルマネージャーの娘で女子中学生。
ですが、この回の注目ポイントはやはりゲスト出演者の方でしょう。
乗合春ちゃん、春頃から夜行バスの運転をされていましたが、もう十二月。随分とアナウンスがこなれて来ております。
そして長田茜ちゃんと、お父さんの孝史さん。こちらはすまスパでも朗読されていたあの回と聴き比べて楽しんでいただければと思います。
いやあ楽しい。面白い。
【Ep.8】12/15(日)
乾探偵、二週目。初っ端から花園様。
1話目と同じ場所、同じキャラクターの登場ですが、より花園テイストが仕上がっております。
そして今回は逃げるタイミングを失った探偵と大家さんの会話があります。
乾探偵のリアルな動揺っぷりが聴きどころです。
【Ep.9】12/16(月)
ホテルの西川さんの二週目。頭が痛い話ばかりで可哀想です。
脅迫文がホテルに届くわけですが、なるほど。そう来ましたか。
どう読まれるのか、ご注目ください。
【Ep.10】12/17(火)
翔真くんの二週目。ですが、彼の仕事っぷりを楽しむ回ではありません。
ゲスト出演者、ヒトリ珈琲(偽)の初朗読です。
店主、カッコイイです。爽やかです。好きになります。
ちょっとカフェモカ飲んでくる。
【Ep.11】12/18(水)
駄菓子屋のおじいさんの二週目です。withひ孫。年齢差、約八十歳。
このひ孫があの脅迫文の彼なのですが、彼の決意の強さが声音からも感じ取れます。
迷いのない声がとても翼っぽいです。
【Ep.12】12/19(木)
編集者、手嶋の二週目です。近所の焼き鳥屋に行くのですが、私はこの店の常連になりたい。一人焼き鳥、楽しそう。
いや、そんなことよりも、この回の聴きどころは4名の先客。
書く側は顔も出ないし年齢設定も要らないので、かなりいい加減に書いている会話文を、ちゃんと4名で読んでくださってます。なんかすみません。すげーいい感じになってる。
【Ep.13】12/20(金)
金曜日は翼くん、と行きたいところですが水曜日にご出演いただいたので、乾探偵と脅迫文の回となります。
個人的な聴きどころは、「ぁああぁあ……」と「あー」でした。
あと、
ワンコールで―― からの 「え、ちょっと待って!」
こういうの、結構難しいと思ってます。ありがとうございます。
【Ep.14】12/21(土)
土曜日は詩音の出番です。帳面町じゃなく静岡ですね。
イメージとしては、詩音が中学生、お母さんが四十五歳なので、お祖母ちゃんは七十歳くらいのイメージです。一人暮らしのまだ全然元気なお祖母ちゃん。車の運転も問題無し。iPadも持ってる。
というわけで、ここも四十五歳くらいの年齢差がありますね。読むの大変ですね(またも他人事)。
【Ep.15】12/22(日)
日曜日は乾探偵回、といきたいところですが、この週からはバラバラです。
クリスマス間近なので翼くんに仕掛けに行ってもらいます。
私にしては珍しい、会話文の無いエピソードです。その中で抑揚をつけ、耳だけで光景が分かるよう、朗読いただいております。
【Ep.16】12/23(月)
手嶋さん、何やってんでしょうね。こんなクリスマス前に。
犯罪の行われる様を緊張感のある朗読で描かれます。
よく考えたらここもほぼ会話文の無いエピソード。
二回目を聴きながら気づきました。
それを感じさせない朗読ですね。
【Ep.17】12/23(月)
駄菓子屋のおじいさんの回。早よ寝ろ、じいさん。
九十歳のおじいさんが骨折でもしたら申し訳ないので、手首をひねるだけに収めましたが、あんまり夜中に動かないでください。
とまあ、作者が言ってもしょうがない。
謎の男、出現回ですね。この男の描き方、一番悩まれたのではないでしょうか。
【Ep.18】12/24(火)
西川香織と詩音のエンディングですね。相変わらずテキパキとした香織の指示が朗読者を苦しめます笑
働くカッコいいお母さんの姿に、詩音の少し興奮したような演技が聴きどころです。
あと個人的に気になるのは「どんぶらこ、どんぶらこ」はヱリさんイメージだったのかどうか。気になる。
【Ep.19】12/24(火)
翔真くん働く、の回。がんばれ翔真。がんばれサンタ。
そういえばここも会話文が無いんですね。
すんなり入って来るのは朗読の力ですね。
【Ep.20】12/24(火)
乾探偵と翼くんのエンディングです。あと、アマンディーヌちゃん。
ずっと楽しみにしていた、乾探偵の
「あ、あ、あ、アマンディーヌちゅわあああん!」が聴ける回。爆笑。
走ってきた翼くんの非難する声、照れくさそうな声。
そして乾探偵の格好つけたセリフ。善きです。
【Ep.21】12/24(火)
駄菓子屋のおじいさん、藤原さんのエンディング回です。あと総支配人。
総支配人が意外と皆さんに好かれていて嬉しかったです。このエンディングにして良かった。
二人の会話はかなり最小限にしています。その少ない会話文をエモい感じにしてくださっています。泣ける。
【Ep.22】12/24(火)
手嶋さんのエンディング回。あとで夜行バスのチケットは払い戻ししてね。
それはともかく、ここの聴きどころはもちろん、
ヒラリ・クルリ・プルン・ボスン! の彼です。
彼を登場させるために結構読み込んだのですが……難しいんですよね、描くのが。なんせ謎が多いのですよ。
そして何とか描いたものをさらに読まなければならないという。
最難関ゲストとお見受けしております。
【Ep.23】12/24(火)
翔真くんと日菜ちゃんのエンディングです。
二十歳になった途端大人びて見える日菜の声音と、翔真のプロポーズ。
いやー、良い。エモい。
なんかマライア・キャリーが聞こえる。
いぬいゆうたさん、本当にありがとうございます。
半人前のひよこは生涯に一つの、最高のプレゼントを受け取りました。
どうぞ、このプレゼントをみんなで共有できればと思います。
お時間のある時に、ぜひお聴きください。
文字も一緒に見てみたい方はこちらからどうぞ。
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