今年からはじめた映画の記録。
本を読むのは実はあまり得意ではないので、映画を観ようという流れです。
アマゾンプライムは月600円に。こうなったら月6本くらいは観たいなと思っています。最近はアニメをたくさん見ているので、とりあえずのもとは取っている気はしていますが。
例によってアウトプットする準備は一切なく書いています。観てない人から見れば(観た人もかも)意味不明かもしれません。
どうぞすっ飛ばしてください。
ウエディング・ハイ
2022年の日本映画。監督は大九明子、脚本がバカリズム、主演が篠原涼子。大九さんははじめて観るかも。アマゾンプライムで視聴。
三谷幸喜的ドタバタ劇を期待して視聴。彼のようなテンポ感はなく、最初の展開がちょっとスローペースで、どうかなあ少し不安になる。伏線貼りまくりのところなので、ああこういう展開かな、とか想像しながら見ましたが、割と良い意味で裏切ってくれました。最終的にはみんなハッピーだし、優しくて良い映画でした。各人物の心情に焦点を当てた描き方が女性的で、女子に刺さりそうな話です。脚本バカリズムか。彼、上手いですよね。
七人の秘書 THE MOVIE
2022年の日本映画。ドラマが人気となり映画化したタイプのやつです。中園ミホが脚本、田村直己が監督。アマゾンプライムで視聴。
ドラマをあんまり見たこと無いですが、ドタバタのエンタメとして良い感じです。↑のあらすじでは引用を省いちゃったけど、「現代版・必殺仕事人」とあり、ああそんな感じと納得。予定調和で進み、え、それほんと?そうなる普通?というところがたまに見受けられましたが、まあ細かいことは気にせず気軽~に観るやつです。
ヘラクレス
2014年のアメリカ映画。主演はワイルドスピードのドウェイン・ジョンソン。アマゾンプライムで視聴。
何年か前に見たことあるやつでした。
こういうヨーロッパ時代ものを観るといつも思うけど、現代の俳優さんは全く違和感なく世界観に溶け込む。日本人にちょんまげ武士がいまだに実在すると思って来日する人の気持ちが少しわかる(今はもういないか)。
ヘラクレスの逸話をなぞるのではなく、その偉業を行ったヘラクレスを主人公にした創作物、だと思う。ある種の歴史モノ。こういうのってどこまで伝記通りやるか悩むやつですね。そのまま歴史をなぞっても意味無いし、やり過ぎると違う!と怒られる。
とかまあ真面目に考えずに、気楽に観るタイプの映画ですな。
劇場版 きのう何食べた?
シーズン2のドラマが放映される前に金曜ロードショーか何かで放送されました。2021年の日本映画。
よしながふみのマンガが好きで、時々読んでいます。これもそのうちの一つ。ただどうしてもゲイ設定が多いので、ドラマ化は避けられるのではと思っていた作品です。ずっと前(調べたら2001年だった)の西洋骨董洋菓子店ではその設定を外されてましたしね。最近はその辺が寛容になってくれてこういう良作がドラマ・映画になってくれる。良い時代。
この内野さんの演技が可愛らしすぎて、2人の関係が愛おしすぎて、ずっとニヤニヤ見てられる。料理工程がしっかり描かれている飯テロドラマでもある。ただそこで取り上げられるテーマはゲイでなくても当てはまる話なので、自分の身にも置き換えてしみじみしてしまう。原作の雰囲気もきちんと出ているし配役が何より良い。上手いし旨そう。
やっぱ良いです。シーズン2も観ます。
悪の教典
2012年の日本映画。貴志祐介の原作を、三池崇史監督が映画化。えー何ソレ最凶タッグじゃん。アマゾンプライムで視聴。
サイコキラーの話。そういや観てなかったなあと思い視聴。本で読んだら怖いだろうなと思うけど映像なら耐えられる。伊藤さんの役も良いですが、今をときめく俳優陣の高校生役がなんだか新鮮で良い。超高校生級にかっこよく可愛いわ。二階堂ふみに林遣都、染谷将太など。高校生役にスターの卵がたくさん眠っているんでしょうね。そういう作る側のためにも学園ものの需要があるんだろうな。
ジョーカー
2019年のアメリカ映画。R15+だそうです。アマゾンプライムで視聴。
当時評判が良かった映画だけど、結局タイミングが合わず今回が初見。正直バットマンはあまりきちんと観たことがないけど、この映画は良かった。荒れた世の中で悪というか暴力がもてはやされる感じ。全く同じピエロの顔が量産されていく退廃的なラストが、ああこういうふうにヴィランは生まれるんだなと感じさせてくれる。
アインシュタイン~天才科学者の殺人捜査~Episode.0
2015年のドイツ映画。アマゾンプライムで視聴。
自分勝手で超天才な探偵ホームズと振り回される刑事ワトソンという典型的で間違いない組み合わせ。かつ、じっちゃんの名にかけてそうな偉人の末裔。話としてもコメディ要素ありアクションありで楽しめる。もともとシリーズがあり、そのエピソード0としての話だそうで。気軽に観れる。
アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち
2014年のアメリカ映画。アマゾンプライムで視聴。
ポーの話が原作なので仕方ないが、精神病院に隔離するというところがいかにも昔っぽく、治療の荒っぽさも時代を感じる。だがその中でも段々誰がおかしくて誰が正気なのかがわからなくなり、ラストの展開も良い。きちんとした身なりできれいなところにいれば誰でも正気に見えるし、正気になる気がしてくる。ストーリーのどんでん返しも意外性に満ちていて、昔の精神病院という設定にアレルギーが無い人にはオススメできる作品。
アウェアネス 超能力覚醒
2023年のスペイン映画。これは映画館での放映ではなく、もとから配信のみなのかな?アマゾンプライムで視聴。
幻影と現実の区別がつきにくく分かりにくい。展開としては誰を信じて良いかがわからなくなり、ミステリーとしては面白い。設定と内容が面白い分、もっとガッツリ固めて、劇的な見せ方ができたのではという欲も出てくる。
ラストのパーティー会場?での決闘シーンは面白くて、操られている人たちの動きがそれっぽくて良かった。
三度目の殺人
2017年の日本映画。アマゾンプライムで視聴。
観よう観ようと思って観てなかったやつ。てっきり東野圭吾あたりかと思っていましたが、是枝監督オリジナルですか。これは腰を据えてみて正解ですね。腹の底からぉぉおおという称賛の雄たけびが上がる。クライマックスの役所広司の機転とご都合主義で動いてしまう司法。圧巻の展開です。
絵として面白かったのは、ガラスを挟んで接見する場面。ガラスの向こうとガラスに映った顔が重なって映る。二人ともアップで、二人とも表情で語る。役所広司はやはり演技がすばらしく、それと重なる福山雅治が負けてない。ただ、役所広司の人間性を完全には理解できなかったので、もう一回観ても良いかもしれない。「器」がキーワードなんだろうなぁ。あと、広瀬すずが可愛い。輝いてますね。