原因療法
問題の解決方法として二つの方法があります。
一つは原因療法、もう一つは対処療法です。
wikiから貼り付け致します。
原因療法(げんいんりょうほう、英: cause-therapyあるいはroot-cause therapy[1])は、疾患の完全な治癒を目指してその原因そのものを取り除こうとする治療法[2]。症状や疾患の根本原因を取り除く治療法であり、対症療法と対置される概念。根治療法(こんちりょうほう)とも言う。
疾患の多くは、根本の原因の直接の影響に加えて、根本原因から派生した諸影響が引き起こす間接的な影響も受けている。対症療法を採用して根本の原因を放置していては、いつまでも根本原因から派生的影響が生じつづけ、しばしば一種の「いたちごっこ」になってしまうが、原因療法は根本原因を取り除き、完全な治癒を目指す。 とは言え、「原因と結果」の連鎖というのは重層的、多重的に起きているので、原因と結果は相対的なものとなる。たとえば感染症の場合、病院に来院したひとりの患者だけに焦点をあわせた場合は「抗ウィルス薬を処方すること」で原因療法と言える。医学辞典などでは通常はそのレベルの記述にとどまる。ただし総合診療医などは、実際には、もっと根本の原因となっていることを探ることも行い、たとえば診療中の会話の情報などから、個々の患者の行動や生活環境に潜む根本原因を探り、そうした根本原因を取り除くように勧めることも行う。たとえば(栄養状態(食生活)に根本原因がある場合は食生活を改めなければ問題は起き続けるので)食生活の改善も勧めるし、睡眠不足が原因となっている場合は睡眠をとれるように生活を見直すことなども勧める。(なお、感染症の場合、視野を社会レベルまで広げ、感染予防学レベルで考えた場合の、根本原因を除去する処置というのは、そもそも感染が起きないようにマスクの着用や手指を洗うことを人々に徹底させる活動や、抗体をもつ人々の割合を高めるためにワクチン開発およびワクチン接種率を高めることなので、WHOや各国政府レベルでこうした活動を行う)。
もう一つ。
対症療法(たいしょうりょうほう、英: symptomatic therapy)とは、疾病の原因に対してではなく、主要な症状を軽減するための治療を行い、患者の自然治癒能力を高め、かつ治癒を促進する療法である。姑息的療法とも呼ばれる。
転じて医学以外の分野においても、比喩として、「根本的な対策とは離れて、表面に表れた状況に対応して物事を処理すること」という意味で用いられることがある。なお「対処療法」という表記は誤りである。
対症療法に対して、症状の原因そのものを制御する治療法を原因療法という。病気そのものを治療するには、原因療法や自然治癒力の助けが必要である。また、疾患の多くは直接の原因と複数の遠因が重なりあって起こるため、原因療法と対症療法の区別は相対的なものである。
さて皆さんの問題解決方法はどちらが主体でしょうか。
それぞれの問題に対して原因療法を使ったり、対処療法を使ったり、使い分けているのがほとんどだと思います。
さてこのどちらの方法が長期的には正しい方法論かと言うと、当然のことですが原因療法です。
原因は何かを考え、それについてアプローチしていく。
これはだいたいが時間のかかるもの。
時間と共に改善がされていきますから、長期的な時間軸を見てみないと解決しているかどうか分からないという弱点もあったりしますから、なかなかやることが難しいと思います。
一方の対処療法です。
こちらは対処するだけですので、ある対処をした結果、長期的にはマイナスな出来事を招き寄せる。
こんな特性があったりします。
そして世の中に溢れているものは基本的には対処療法。
これは短期的に少額のおカネを払い、解決するという事が多いのが特徴です。
しかし、長期的には悪癖そして多額のおカネを払うという事が起こっています。
どのタイミングでどの方法を選ぶか。
これは人生の中でかなり重要な選択です。
一度、自分の解決方法がどの部分が原因療法か、どの部分が対処療法かをチェックしてみると、とんでもない事が分かってしまうのかもしれません。