あるところにまだ幼い小さな鳥がいました。 小鳥は森の中で、木の枝に止まりじっと俯いています。 そこへリスの兄弟が駆け上ってきました。 「小鳥だ!どうしたんだい?」 「ほんとだ!教えてごらんよ!」 軽やかに訊ねるリスの兄弟を小鳥はちらりと見ると、 「だいじょうぶだから…」 と木の葉の影に隠れてしまいます。 「なんだよぅ。風邪かな?」 「へんなのー。クルミ探しに戻ろ?」 リスの兄弟はツテテテ、とそのまま駆けてゆきました。 しばらくすると、あたまに花を飾りめかしこん
「じゃあ香水は?」 「えぇ…僕は強いにおいとかニガテですかね。」 「いや、君の感想でしょそれ」 「だって!あげたらつけて欲しいじゃないですか!」 いやどっちだよ、嫌じゃないんかい。 後輩の男の子についてきてくれと頼まれて、3回分のドリンクチケットと引き換えにやってきたのは化粧品売り場。 意中の相手の誕生日が来週なのだとか。 数年の片想いを経てようやく食事の約束を、それも誕生日に取り付けたものの相手の好みがまったく分からなくて贈るものが決められないどうしたらいいですか助け
『走れメロス』という吹奏楽の曲がある。 福島弘和さんが作曲したもので、私はこの曲に救われたことがある。 救われたときのあの心地よさを思い出したくなって、曲を爆音で聴きながら勢いで打ち込んでみる。 深夜だし、きっとまともな文章にならないけど、ペンを握るとすぐに腕が疲れて集中が途切れてしまう。せっかくなのでここに書かせてほしい。 この曲に出会ったのは高校1年の秋。年度末の定期演奏会で演奏する曲だった。 この曲の幕開けは怒り。 ホルンとアルトテナーの突き刺すような旋律で始まる
やわらかいお話が書けるようになりたいな。現実からちょっとはなれて、優しい世界が作れたら素敵。自分の中のふわふわした部分を文字にしてみたい
好きを追いかける人ってすごくキラキラしている。 だいすきなものって心を支えてくれるし、何より楽しい。 とはいえ好きを見つけるのは難しい。 見つけても否定される好きは沢山ある。 らしくない。意味がない。恥ずかしい。 色んな言葉で「君はおかしい」って言われる好きを、守るのはもっとずっと難しい。苦しい。 他人の声は選ぶことができる。 流れる時間の中を歩いていけば、言葉を受け取らない力をつけることができる。 でも 好きを見つけるのは難しい。 誰かの好きをなぞることが大切すぎ
今までの記事を下書きに戻しました。過去の私を何年かかけて気が向いた時にでも振り返って、方法も考え直してまたいつか公開しようと思います。 今はnoteを趣味に使ってみたいので、一度区切ります 他のアカウントを用意したかったのですがPCの操作が覚束なくアカウントが作れなかったので…