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Remember to Dream, Ebere
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この作品、私の中では去年出版された絵本の中で一押しといってもいいくらい好きです。
作者のシンシア・エリヴォはわたしは聞いたことがなかったのですが、テレビや舞台で有名な女優さんだそうです。日本での状況は知らないのですが、アメリカだと有名人が絵本の書くことはよくあって、その中の何割かは ”たぶんこの人が有名人でなかったら、出版されなかったでしょうね”という感じのクオリティーです。本人が有名ならともかく、政治家の奥さんとか娘さんまで絵本業界に進出してます。(なぜか有名人を家族にもつ夫や息子は絵本を出している人がいなくて、この辺が社会における絵本の位置づけを表しているように思えます。)もちろん例外もありますが、私は有名人の書いた本にはあまり期待しません。
そんな私の期待を裏切って、この作品は良いのです。メッセージがいいし、文章も繰り返しのパターンとリズムがあって読みやすい。また、できるだけ、黒人やヒスパニック系の子供や家族を自然に書いた作品を時々は紹介するように心がけているので、そういう意味でも◎。ダークな背景の挿絵は難しい面もあるのですが、配色がパッと目立って、大きめのイラストでストーリータイム向けです。
私の職場のストーリータイムは参加者が多いこともあって、大きい子向け(4-5歳)の会で読み聞かせしましたが、ご家庭で読むならもっと小さい子でも大丈夫でしょう。
今回のストーリータイムでは、最後にローリー・バークナーの”Rocketship Run”に合わせて踊ってみました。子供大喜び&大騒ぎ。