甘い薫りのコーヒーについて考えた
「本当においしいブラックコーヒーは、甘い。」
豆本来の甘さを楽しむ「甘味焙煎」
↑最近のファミマの広告から少し抜き出してみました。
ブラックは苦いに決まってるだろうが!でも試しに飲んでみようか・・・
ということなのかもしれない。
甘いのは薫りだと思うのです。不思議なもので人間は薫りで味が想像できてしまう。一時美容に良いと流行したオーガニックエキストラバージンココナツオイル、要するにココナツ油をフライパンになじませてホットケーキを焼くととても甘い香りが漂い蜜などいらない。本当に甘さを感じるし満腹感があるのです。
たぶんそれと同じなんだと思う。しかし甘い薫りを出す焙煎はどういう風にするのだろう。きっといろいろ試行錯誤した企業秘密なんでしょう。
私はコーヒーの甘い薫りって石焼き芋のそれに似てると思うのです。焼き芋をオーブンで作ることがあるのだけれど、180℃で90分にセットしています(お芋は濡れたキッチンペーパーで包んでそのうえをアルミホイルで包みます)。この90分の間にでんぷんがアルファ化して次に糖化するんだそうです。
コーヒー豆を90分も焙煎したら炭になってしまうでしょうからもっと短い間に温度上げたり下げたりするのでしょう。
さて、コーヒーの温度と言えば淹れるときのお湯の温度も大事らしい。ということでキッチン用のデジタル温度計をネットで買って挑戦してみたのですが、温度一つでもなかなかむづかしいですね。
ドリップしてる間にお湯の温度がどんどん下がってしまうのです。温度計も表示が止まるまで時間がかかるしで、これはある程度分かってきたら手順を体で覚えるしかないようです。
いろいろ試行錯誤の上とりあえずヤカンのお湯は86℃くらいまで冷ましてから注ぎ始めるのが良いようです(甘い薫りがすると言えばする^^;)。
まぁ独自にやってるので王道からは外れてると思いますが一通りの流れです。
ペーパーにはお湯を通してから粉を入れます。紙の匂いを流してしまうためです。
粉を入れたらドリッパーを小さく上下にトントンして中央に指でへこみを作ります。
へこみめがけてお湯を落とします。できるだけ細く落として時間をかけます。
落とし終わるとポットにできたコーヒーは71℃まで下がっていました。
さらにカップに注ぐと飲み頃になってますが・・・
果たして抽出中のドリッパーの温度は何度くらいになってるんでしょうね。一人であれもこれもやるのはなかなかむづかしいのですが81℃くらいになっていたようです。