短歌49「炭酸水」
透明の万年筆をよく使う沈み込むこころ呼ばれないよ
27°気が早いかと白Tシャツいつの間にやら街は夏なり
炭酸水のぱちぱちを子守歌 口が切れた真面目な歯磨き
最後には卵かけご飯あるから依存してない振り回してない
ひとりで降り立つ駅が冷たくて寂しいけれど鹿を見たよ
嫌われて風になります少しなら戻ってきてもいいのですよ
傷ついてオーバードーズ薬増え傷なんかつかない傷なんか
単純に男が好きで噛み付いた顎離さないだけなんて嘘
突然の落雷君が声をあげその声瓶にしまいたかった
調子はいいですとだけ病院で告げる景色は毎回違う
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