短歌5(1/20)
お父さん迎えにゆくよジョバンニの姿を借りて根の国遥か
足音がドアの前まで来て止まる君なら鍵の音がするはず
雨降って桜が透ける匂い立つ君の踏んだ靴の形に
耳たぶになりたい君の五つ穴きれいな石を通してくれる
No.5コインロッカー鍵を捨て君との秘密真空にする
好きですこんな顔でも 覗き込む野良猫ぼくの脛に絡んで
猿嫌い猿から人は進化していない元は無数のだいだらぼっち
欲しいもの何も何もありませんそう嘯いて大きなカバン
日がな革を磨いているブラシかけ今より光れいいものになれ
青いラグ青いソファ北欧の丸い島々描いたカバー
ランドセル乗せた子供の声がするわたしを責める声が途切れる
新しいナイフでいちご標本の薄さ君を透かして食べる
考えて考えないでただ食べて細胞満ちる狼の月
○今日のひとこと。比較的よくかけたやつ、投稿しちゃった。非公開じゃないとダメだから載せてません。後は、うん、あんまり良くない。また溜まったら載せますー。投稿は緊張する。短歌くださいのお題と自由と、東京歌壇に二つずつ送った。また書こう。ちょっとゆっくり。。
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