NY,不安におびえる街の女性は。
週に1度。
食料の買い出しの為、近所のスーパーへと足を運ぶ。
人数制限を徹底しているNYでは、前の買い物客が終わらない限り店に入れないというのは当たり前だ。
郷に従え精神の日本人よろしく並んでいると後ろの女が電話でがなり始めた。
⁻だから、私は今とてもいろんな事に不安だから貴方に電話をかけているのよ。
⁻今すぐ教えてよ!この不安を取り除く方法。
⁻だってね、本当に不安で毎日が毎日が、大変なのよ。
⁻解ってるわよ、貴方は不安な時に解消してくれる不安のエキスパートで、感謝しているわ。
⁻でもね、私。本当に不安で不安で、毎日どうしようかと思っているの。(シクシク)
無茶言うなよ。とくるりと振り向いて言いたかったが、彼女の言葉の方が気になるのでここはデバガメ宜しくただただ全神経を背中に集める。。
コロナになり全世界の全員が不安であり、職を失うものも沢山いる。比較的健康であったって、1年に渡る自宅待機。
いいタイミングで世の中に出たCBDオイルの看板はよく見かけるが、本当に流行っているのだろうか?
精神状態がおかしくない奴の方がおかしい世の中であり、この問題のゴールは少しだけ光が見えてきたところ。
アメリカではワクチンは高齢者や病院関係者へ提供され始めたばかりである。
さて、それをまともに考えれば、カウンセラーだろうが貴方の不安は解消できない。
解ってる、話し相手になってくれる?ぐらいで納めてもらいたいところ。
イライラしたのだろう。彼女は最後に行った。
⁻だから今すぐ教えろって言ってんのよ。今すぐこの不安が無くなる方法を。その為に金も払ってるのよ。
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