自民党総裁選が怖い・・・
連日報道されている自民党総裁選。
誰が総裁=総理になるのか、私には分かりませんが、
あの9人の中から、誰かが日本の総理大臣になるのです・・・
正直言って、誰が総理になっても今後が、
怖いです。
特に、「もう一度、てっぺんに!」と主張している方になった場合は、
個人的には、本当に恐怖です。
(支援者の方、すみません・・・。個人的意見なので・・・。)
本当に怖くて、その方の主張を詳しく聞いてはいないのですが、
「もう一度」とは、「過去にてっぺんになった」と認識しているということですよね。
日本のGDPは2位が最高ですし、はて?
「ジャパン・アズ・ナンバーワン」という本が日本で一世を風靡した
1980年頃に戻りたいのでしょうか?
個人が、企業が、世界一を目指すのは自由ですが、
国が世界一を目指すとき、その巻き添えになるのは個人です。
国が優先され、個人の自由や幸せは、劣後となります。
戦前・戦中のように、国の為に国民が虐げられる社会なんて、恐怖です。
パワハラ、社畜が当たり前の、ひと昔前の社会になんて戻りたくありません。
国がてっぺんになって、国民は幸せになるのですか?
喜ぶのは、あなた方政治家と、資産家だけですよね?
仮に経済(GDP等)をてっぺんにしようと思えば、
また「効率化」の話になります。
人口減少を止めることができない現代社会においては当然そうなります。
その場合、
経済に貢献しない国民が、幸せに暮らせる国にはならないでしょう。
今よりもっと悲惨な社会になることは想像できます。
もう、国レベルで、数値基準の順位を競う時代は終わっていると思います。
社会や文化、価値観の多様性が認識されている現代においては、
「国民(私やあなた)が自由と幸せを感じているかどうか」
(もちろん、他国・他人の権利を侵害せずに)
が唯一の共通の目標だと思うのです。
自民党総裁候補者の演説の報道を見ていると、
「国民の自由と幸せ」より、
「国力の強化」が優先される国を目指す人ばかりと感じます。
(所得倍増とか言っている方もいますが、人気取りの空手形であることは誰でも分かるのでスルー)。
保守政党だから当然かもしれませんが、
今の日本の社会に合っていないような気がします。
昭和感が凄いです。
「国を守る為に防衛力を強化する」という主張も多いですが、
「どれだけ防衛予算をつぎ込んでも、安全にはならない現状を認識していますか?」「軍拡競争では戦争を回避できなかった過去を知っていますか?」
と言いたいです。
(マスコミももっと厳しい質問をして欲しいものです。)
そして、もう1つ怖いのが、
若者が、総裁選の候補者の主張を、真に受けていること。
写真を撮って、喜んでいること。
政治に興味を持つのはいいことですが、
政治家は芸能人ではありません。
芸能人は、基本的に我々に害を及ぼしませんが、政治家は違います。
多くの政治家が、我々国民を騙し、自分の周辺に富を集める存在です。
搾取されるのは、我々一般の国民です。
若者の人口が減り、就職が楽になっている影響かもしれません。
以前に比べ初任給が上がり、生活が楽な人が増えている影響かもしれません。
まだ、社会の大人の怖さに直面していないからかもしれません。
自民党など保守政党が、高齢者と若者に人気がある理由が分かる気がします。
詐欺の被害者(含む詐欺の実行犯)は、高齢者と若者が多いのです。
国会議員を続ける為、甘い蜜を吸う為なら、何でもする方達です。
嘘など平気につきます。
彼らは賢いので、顔色一つ変えずに、自信満々に嘘をつきます。
国会答弁で、数百回、嘘をついた総理もいらっしゃいました。