お年玉はもらえない
年始の楽しみといえばお年玉。
たくさんではなかったけれど、親戚のおじさん、おばさん、祖父母、ばあちゃんのお店の人、自分に対して包んでもらえるお年玉は、うれしいものだった。
冬休みが終わり3学期が始まると、クラスでは「お年玉でなにを買ったか」っていう話で盛り上がる。
スーパーファミコンやゲームのソフトなんかが人気だった。なかには自分名義の口座に貯金して管理しているという子もいて、ひどく大人びて見えた。
お年玉はもらうまでがうれしいイベントで、当たり前のように私のところには1円も入ってこなかったから、もうそういうもんだと納得している。
私の母はマネーリテラシーが欠落している。
どうにかなると思って使っちゃって、どうにもならなくてヒステリックをおこすんだよね。
小さい頃からそれをみてきたから、お年玉を母が使ってもしょうがないもんだと思ってきた。
でも、もし自分が親になって子どもがお年玉をもらってきたら、子どものお金の勉強に使ってもらいたい。
好きなものを買ってもよし、それを元手にちょっとしたベンチャーごっこをしてもよし。とにかくお金の大切さやリテラシーを身につけてほしい。