「電暦拾遺」01 口上─亙 重郎─
「電脳戦機バーチャロン」の生みの親・亙 重郎氏直筆コラムがいよいよスタート!
1995年の登場以来、30年近く経った今も多くのファンに愛され続けている名作「電脳戦機バーチャロン」。その生みの親である亙 重郎氏によるコラムが『Beep21』でスタートします!
最新の話題から当時のエピソードまで亙氏自身による内容はファン必見! 第1回目の今回は、先日開催されたTANITA CUP2024の熱い闘いを亙氏の視点で振り返っていきます。対戦動画を見ているだけでも熱い想いが込み上げてくるはず。「バーチャロン」シリーズのファンの方はぜひお見逃しなく!
▼この他、『Beep21』で好評連載中の回顧録シリーズもご覧ください!
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【口上】─本コラムのタイトルと連載の予定について─
亙です。
このたび書かせていただくことになりました。
タイトルの「電暦拾遺」、でんれきしゅうい、と読みます。特に深い意味はありませんが、電脳暦世界をベースとする対戦アクションゲーム「電脳戦機バーチャロン」の開発にまつわるエピソード……在職中に主なトピックはおおよそ発信済みですが、その落穂拾いなどをボチボチやっておこうかな、くらいの案配です。
ただ、昨年うけた『Beep21』さんのインタビューで未発信の小ネタはあらかた吐き出したつもりでもあり、落穂というほどのものがまだあるのかどうか甚だ心許ないところです。まずは気張らずゆるゆると立ち上げていきたいと思います。
▼亙重郎氏のロングインタビューはこちらからどうぞ!
……と懐古フラグを立てた直後で恐縮ですが、去る3月30日、株式会社タニタさん主催のTANITA CUP 2024の決勝トーナメントがeスポフィールドにて開催されましたので、取り上げさせてください。こちらはバーチャロンをeスポーツ的なアプローチで捉えて大会イベントを行う趣向のもので、今回で4回目になります。例年好勝負が繰り広げられていますが、今年も良い試合をたくさん拝見できました。魂の栄養分を補充させていただいてしまった一開発者として、感謝の意味もこめて何かアウトプットしておかなければ……的衝動に駆られています。ご容赦ください。
TANITA CUPのこれまでの3回はオンライン対戦を前提に開催されてきましたが、今回はeスポフィールドを会場として対面対戦も行うハイブリッド形式になりました。なにげに大きな変化だと思います。
そして結論から先に言えば、盛り上がりのある楽しい1日になりました。その様子については、板橋経済新聞さんが4月5日の記事で取り上げてくださっています。
▼高島平でバーチャロンの大会「タニタカップ」 4年目にしてリアル開催は初
大会全体の概要は上記の記事などに譲るとして、ここでは個人的に印象に残った試合をタイトル別にピックアップすることで、決勝トーナメントを振り返ってみたいと思います。
【電脳戦機バーチャロン(OMG)決勝トーナメント】
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