『Beep』の継承 Vol.9 -「Beep」の流れを受け継いだ専門誌 -

『Beep』の名を冠した雑誌を
振り返ってきた「Beepの系譜」
に続き、セガハード専門誌時代の
『セガサターンマガジン』と
『ドリームキャストマガジン』を振り返る
『Beepの継承』もついに最後のVol.9となりました。

▼前回までのVol.8はこちらから

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国内で一番売れたセガハードであった
セガサターンと、時代の流れに翻弄ほんろうされ、
事業撤退という衝撃的な結末を迎える
こととなったドリームキャスト。

数々の名作を生みつつ、
それぞれの幕を閉じていく
両ハードの最後の戦い…。

ぜひ最後まで見届けていってください。

【Beepの継承①・Vol.9】『セガサターンマガジン』編【9】

『セガサターンマガジン』1998年5月29日号

『セガサターンマガジン』1998年5月29日号(1998年5月15日発売/200ページ/380円)。「私がセガでやりたかったことを皆様に発表できる時が来ました。5月21日、夢のある話をしようと思います」と書かれた入交社長のメッセージが報道機関に届けられた。2日後の5月23日には「D2」の発表会が予定され、実機によるデモンストレーションもされるとされた。誌面のほうでは、ドリームキャストの発表1週間前のこのタイミングで「サクラ大戦2」の攻略をまとめて掲載する特集が組まれ、表紙は松原秀典氏の初描き下ろしイラストが新規で用意された。「サクラ大戦」のOVA新作やグッズの最新情報、ミュージカルのまとめなどサクラファン必読の内容に。巻頭の特報を飾ったのは、じつに4年ぶりに帰ってきた「デイトナUSA」の新作「デイトナUSA2 バトル・オン・ジ・エッジ」。メディア関係者が「ツインリンクもてぎ」まで招待され、本物のストックカーの体験試乗会も開催された。’97年12月にPCで発売された「Pia♡キャロットへようこそ!!2」は早くもセガサターンに移植が決定。ファミレスを舞台にしたひと夏の恋物語というゲーム内容を模して、制作発表会は都内のアンナミラーズ某店舗を貸し切りで開催された。