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ササキトモコが初めて語るセラニポージ ドキュメント【おまけつき】02 ─1stアルバムレコーディングエピソードあれこれ─


ササキトモコさんの回顧録コラム第2回をお届けします!

セガのサウンドクリエイターとして活躍し、セガサターンの名作NiGHTS into dreams…の楽曲やルーマニア#203セラニポージなどを生み出してきたササキトモコさんの連載コラム。

第2回の今回は1stアルバムの楽曲秘話などをお届けします。

▼第1回はこちらから

▼ササキトモコさんのインタビュー記事もあわせてどうぞ!

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3. 1stアルバムレコーディングエピソードあれこれ

初代ボーカルのYUKIさんはオーディションではなく、信頼できる筋からの紹介でお会いしました。すでCECILセシルというバンドのボーカリストで、福富さんと共に豪華セットでやってきた感じでした。
ミステリアスな雰囲気が「知ってるとちょっと通」のコンセプトにぴったりで、初めて「ふたごの恋」を歌ってもらった時はちょっと興奮しましたね。

CECIL/CINEMA SCOPE

ちなみに、福富さんはこの「ふたごの恋」を聞いて、プロデュースを引き受けてもいいと思ったとおっしゃっていました。「ふたごの恋」は⼀番最初に作ったセラニポージの曲で、セラニポージの⽅向性を⼀番背負わせている曲だったので、それが決め⼿になった、というのはうれしかったですね。
福富さんが、私の会社の席にやってきて、私のCDラックをあさっていたんです。このラックには⼤学の頃買ったCDもラックに並んでいたのですが、あるインディーズCDを⼿にとって「あ、これ」って。私も「あ!」と思って。
そのCDは福富さんの若かりし頃のバンドのCDだったのです。すでに昔の私が福富さんの昔のCDを知らずに買っていたという。なんか運命を感じましたね。

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