『Beep』の継承 Vol.7 -「Beep」の流れを受け継いだ専門誌 -

『Beep』の名を冠した雑誌を
振り返ってきた「Beepの系譜」
に続き、セガハード専門誌時代の
『セガサターンマガジン』と
『ドリームキャストマガジン』を振り返る
『Beepの継承』もいよいよ後半戦のVol.7です。

▼前回までのVol.6はこちらから。

※『Beep21』が初めてという方は、こちらの1号・2号・3号 3冊全部入り『Beep21』トリプルパックがお得でオススメです！(※ご購入いただくと創刊1号・2号・3号すべての記事を読むことができます！)

1号・2号・3号 3冊全部入り『Beep21』トリプルパック｜Beep21｜note

週刊化もこなれてきた
『セガサターンマガジン』は
夏のお盆明けから大胆な
新価格290円にして大増ページの
キャンペーンをスタート！
2号買っても競合誌と同じという
営業戦略で一気に駆け抜けます。

一方のドリームキャストは
ネットワーク関連の施策を次々と
打ち出していきますが、一方で
マイクロソフトからXboxも発表され
4つのハードが乱立する熾烈な
椅子取りゲームへ突入。

『Beep』以来の通巻300号記念企画も
『ドリームキャストマガジン』では
展開されます。

タイトルも円熟期へと入っていく
それぞれのハードの行方を
ぜひ見届けていってください。

【Beepの継承①・Vol.7】『セガサターンマガジン』編【7】

『セガサターンマガジン』1997年9月5日号

『セガサターンマガジン』1997年9月5日号(1997年8月22日発売/228ページ/290円)。大ボリュームを実現した上で290円にした新装刊。読者からは「吉野家以上のサービス精神」「値上げする雑誌はよく見るが、値下げしたゲーム雑誌は初めて見た」等の評価を得たこの号は、背表紙のある平綴じからセンターホチキス止めの中綴じへと体裁を戻した上で、実は紙質も少し厚めの紙へと変わり、予想以上のボリューム感を感じる外装となっている。特集「ESPパワー炸裂!! '97東京ゲームショウ秋プレビュー」では、秋の東京ゲームショウ’97を直前に控える中、EPS(ENTERTAINMENT SOFTWARE PUBLISHING)の新作8本を巻頭で大特集。「ギレンの野望」や「グランディア」を筆頭に、8月24日から無料体験版が配布されるトレジャーの「シルエットミラージュ」も大きく扱っている。サタマガリニューアル記念特別対談には、「デッド オア アライブ」の板垣伴信氏と鈴木裕氏が登場。元々はサードパーティー初のMODEL2作品としてリリースされた「DOA」はセガサターンもかなりのデキで評価も高かった。鈴木裕氏はまさに(当初はセガサターンで開発していた)「シェンムー」で多忙な頃と思われる時期。1992年2月にオープンし、1996年7月に「2」としてリニューアルしていたナムコ・ワンダーエッグ2が来場者500万人を突破。開園来の入場者数が5万人を突破した記念で、1日フリーパスが500円引きになるほどの企画も目白押し。セガのキャラクターグッズの通販ページも新設され、家に居ながらにして、「サクラ大戦」や「エヴァ」「バーチャロン」「バーチャファイター」「ソニック」など、最新のグッズが注文できるようになった。