宮路洋一 特別インタビュー『セガハードヒストリア』コンプリート版

MEGA-CDで「LUNAR」や「シルフィード」、そしてセガサターン以降の「グランディア」シリーズなど、圧倒的な技術力でファンを魅了し続けたメーカー ゲーム アーツ。あの当時、ゲーム アーツの社長を務めていた宮路洋一氏が、セガハードへ参画してきた理由は意外にも、たった1つの理由であった。数々の革新的なソフトを産み出し、時代の先を走り続けた宮路氏が、技術者の観点から当時のセガとセガハードの魅力を語る。

【宮路 洋一(みやじ よういち) 1963年5月26日生】2014年12月に（株）ジーク ゲームズを設立。当時のゲーム アーツの主力メンバーらと一緒にスマホや家庭用ゲーム作品を手がけている。「ジーク ゲームズを設立した直後は、スマホのゲームを制作依頼されて作ったりもしたんですけど、僕らはずっとRPGを作ってきたので、やっぱりRPGをやろうと。ただ、スマホとRPGというゲームはあまり相性が良くないというか、ガチャでキャラが強くなるのもどうかなって思うので、マルチプラットフォームで面白いRPGを作っているところです」と宮路氏。最近では、新型AIBOのアプリ部分を担当したり、先日(2022年2月)は、独自のエモーショナルAIシステムを搭載した完全新作「LOOP8（ループエイト）」を発表したりと、今も現役として時代の最先端を精力的に追い続けている。

メガドライブのCD-ROMに賭けてみようと思った