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日々是分岐─セガサターン名作「街」の総監督が語るサウンドノベル回顧録・第四回「サウンドノベルの画面構成」 麻野一哉
セガサターンの名作「街」の総監督を務めた麻野一哉氏のロングインタビューに続いて、麻野氏自らが当時の開発の裏話を回顧録として綴っていく連載コラム「日々是分岐」。
▼過去の連載コラムはこちらから
今回は第四回目。
ゲームジャンルがミステリーではなくホラーになった理由、そしてそこで再現したいと思った場面に続いて、今回は「画面構成」をどうするか?について明かされていきます。
ぜひ最後までご覧ください。
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5. 画面構成
画面構成をどうするか。
当時よくあるアドベンチャーゲームは、学校の教室や飲み屋街などの場所を示す画像領域が大きくあり、その下にセリフを表示する領域、そして、その横に、セリフを話すキャラクタの顔画像を表示するという、3つの画面で構成されているものが主流だった。
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