気まぐれ
昨日変な時間に寝落ちしてしまったみたいで、目を開けると朝の5時だった。いつもであれば2度寝するところ、今日はそんな気分になれずに朝の散歩へ出かけた。
朝の散歩は、パリに来てから初めてやった。というか、今まで一度も習慣化したことなどないのだけれど、なぜか今日は体が動いた。
毎日のルーティーンを作るのが好きではなくて、常に新しいパターンで生活しようとする気まぐれな自分。起きたらオートミールを食べること以外は、就寝・起床時間や料理のレシピ含め微小の変化をつけたがる。
しかし、ここ1週間、朝の4時をまわらないと寝付けないという不可解な現象が続いていた。そう考えると今日の朝活は必然だったのかもしれない。
散歩は、6時に家を出て、約1時間歩き回った。
コロナ禍にお世話になっていたナイキのアプリを再インストールして、3kウォーキングのガイドを聞きながら結局4k歩いた。空が少しずつ明るくなっていくのを横目に見ながら、朝早くから働いている人たちに感激した。道路清掃も朝にやっているんだ、という発見もあった。(この清掃のせいで、パリの道路はいつも濡れている気がする。)
パン屋さんが7時に開くのを知っていたので一応お財布も持っていったけど、通勤途中のお客さんでごった返す店内に足を踏み入れる隙間はなかった。そういえば、ボストンで大好きになったアーモンドクロワッサンをまだここではちゃんと味わえていない。レアなのか人気がないのか、全く見かけない。
家に帰って、本当は濃いエスプレッソが飲みたかったけどココアで我慢した。いつもより粉をたっぷりめに作った冷たいココアは、新鮮な朝の身体にとてつもなく沁みた。
今日は授業が午後からなので、これから先生が激推ししていた監督、Chantal AkermanのJeanne Dielmanを観ようと思う。
でも、また寝るかも。
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