旅の終わり。下界へ帰る。
何事にも終わりはある、
旅もいつかは終わる。
旅が終わる朝はいつも帰りたくなくて、寂しい気持ちになる。でもまだ少し時間がある。
今朝は晴れの予報。薄暗いうちに起きてご来光を見に行くことになる。
徐々に太陽が出てくる。
友人が貸してくれた長靴でさくさくと雪の上を歩く。
二人でヨガしながらご来光を待つ。🧘♀️ウォーリアツー!笑
そしていよいよご来光!
ほんとうに太陽のパワーは偉大ですよね。
雪に太陽が反射してきらきらしてる。
みくりが池温泉へ戻り、朝食と最後の温泉に浸かる。朝食後にも関わらずまだ食べられる私は気になっていた喫茶みくりの「えんま様のピザ」を注文する。激辛の3種類地獄のしずくソースで楽しめる一品だ。
※みくりが池の下には地獄谷というガスで立ち入り禁止箇所がある。温泉もその地獄谷から引いているそう。
一服していると昨晩、人生ゲームでご一緒させてもらった従業員の方がいる。
立山どうだった?と聞かれ、
ほんとうに最高で、こんな経験したことなくて、見たこともないものがたくさん見れて、、、、と話しているうちに号泣。
旅立ちの朝は現実に戻りたくなくてよく号泣するが、ほぼ初対面の人たちの前で泣くとは完全に痛い女である。笑
しかしみくりが池温泉の方々はほんとうに優しくてまたいつでも来てね!気に入ってくれてよかったよ〜と口々に優しい言葉をかけてくれる。
リュックの調整も一人ではできず、助けてくれた。優しくてすてきな人たち。
初日のロープウェイの混雑状況を考慮して、少し早めに出発する。
これが立山ラストビュー
室堂から信濃大町まで戻ることになる。
途中の黒部ダムの絶景。
山肌が見えており、下界に近づいていることを感じる。
そして下界ののどかな初夏の風景。玄関口、扇沢から信濃大町へのバスの車窓から。
まさに別世界へトリップした気分だ。
千と千尋でいう異世界と現実を繋ぐトンネルみたいなかんじ。
ここから自宅へ向かう。
人が行き交う都会の中、でかいリュックを背負って、きたないかっこうで(もしかしたら汗臭かったかも。笑)きれいなお洋服を来た人たちとの差に違和感を感じる。
一つの旅を終え、新たな経験を積んだ誇らしさを感じる。
すぐに家に帰る気分になれず自宅近くにあるカフェに立ち寄る。
一息ついて、家へ帰り、数日会えなかった夫に今回の旅の素晴らしさを語るんだ。