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死ぬのが早い感情を持て余している

2023.2.28(火曜日) pathetic

まぁ、なんて春っぽいんでしょ。

ベランダから見える堂島川の流れが止まっているように見える。
いつもは緩やかながら流れているのが見えるのにどうしたのだろう。
深い緑色をした川面だけが絵に描かれたもののように動かなくて、その周りを車がビュンビュン走っている。ちょっと不思議な光景だ。
風が止まっているせいなのかもしれない。

郵便物を発送するために郵便局まで散歩する。
5分もかからない距離にあるのだけど、その短い距離の間に半袖の若者を3人見かけた。
確かに半袖でもいいかもと思うほど暖かく太陽がキラキラ。
郵便局前にある行列のできるラーメン屋に並ぶ人たちを横目で見ながら郵便局に発送物の手続きをしてもらい用を済ませる。
さて、天気もいいしちょっと遠回りして帰ろうと思って意気揚々と外に出て数メートル歩き出したら、郵便局の局員さんが追いかけてきて「財布、財布お忘れですよ〜」と、先日買ったばかりの財布を渡された。どうもカウンターの上に置いたまま出てきたらしい。
ちょっと前も551蓬莱レストランでスマホを忘れてスタッフが追いかけてきたことがある。
忘れるね、いろいろ忘れる。
大事なものから忘れる。
どうでもいいようなものはしっかり持ってるのに。
意識が他のところに行ってるんだろうな。それに大事なものをすぐカウンターに置くという癖が良くないのかも。
白状すると財布をカウンターに置きっぱなしにして帰ってきた過去がある。その日はパン屋に行って帰ってきてから財布がないことに気がついて、道で落としたかパン屋に忘れたかどっちかだと思って、とりあえずパン屋に電話して「財布の忘れ物なかったですか?」と聞いたら「ありますよ」ということで取りに行った。
「カウンターに置きっぱなしになっていたのを他のお客さんが知らせてくれたんですよ」だって。
本人確認してもらって返してもらったけど、あの時は他のお客さんの親切で救われた。あの時も「もうカウンターに大事なものを置くのはやめよう」と心に決めたのだった。でも忘れる。物も忘れるけど、思ったことも忘れる。
ほんと、うすのろ。

郵便局のスタッフさんに「ありがとう」と、丁寧にお礼を言って受け取る。
みんな親切な方々で今まで助かってきたけど、意地悪な人がいたら追いかけてくれないかも…そうなると怖いからちゃんと自分で管理しないとと自分に喝を入れる。

いつまで続くかな、この喝。





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イトカズ
読んでいただきありがとうございます。 書くこと、読むこと、考えること... これからも精進します。