WOMEN'S LIBvol.15 もうがまんできない
幾度となく…
それどころではなく、もう数十回大人計画について語ってきたけれど、
今回も語ってみようかなと思う。
万人の方にわかってもらえるものではないと知りつつ、やはり私の人生の歴史の一部なのでどうしようもなくこうやって観に行ってしまう。
大人計画の中の人気シリーズウーマンリブvol.15「もうがまんできない」
かぶりつきで観てきた。
もう15作目?と思うくらい1作目から今まであっという間に過ぎた感じがしている。我が子の成長を見るかのごとくなんとなく感慨深い。
街の片隅で起こる人間模様の複雑さを描いた作品なのだけど、
毎回ながらコンプライアンスギリギリのところで描く人間模様は、
笑いの中に棘も毒もたくさん含んでいる。
たった1行のセリフがこの作品の言いたいところなのかなと思う。
『自分以外のことは見えてるのに、自分のことは見えてない』
今の世の中、そういう人が多い(もちろん私も含めて)
他人のことをとやかくいう前に自分のことちゃんと見なきゃな…。
と彼らの芝居を観ながら思った。
でも…クドカンの演出も今までよりかなりマイルドになっていた。
素敵な言い方をすれば哀愁が出てきたというのか?
コンプライアンスの壁が厳しくなっていろいろ表現方法が変わってきたのかもしれない。
いろいろ棘は刺さったけど、観終わってスッキリ。
人生に時々棘は必要なのだ。
あぁ、楽しかった。
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読んでいただきありがとうございます。
書くこと、読むこと、考えること...
これからも精進します。