そこに棲む泥棒たちの目的の先
2022.2.25(金曜日) toilet paper crisis
トイレットペーパーについての考察。
今日、スーパーのトイレを利用した時にふと気が付いたのだが、最近公共のトイレの個室に必ずと言っていいほど張り紙が貼ってある。
『トイレットペーパーを持ち帰らないで下さい』という内容のもの。
『ここにあるトイレットペーパーは必要な時に皆様に使って頂いてかまわないものですが、持ち帰り用ではございません』
『このトイレットペーパーは会社の経費で購入したものです。持ち帰りになられますと窃盗罪になります』
『お願い。トイレットペーパーを持ち帰らないで!』
優しい文言のものから切実なものまでいろいろあるが、私が記憶しているだけでもこのくらいある。きっと私が知らないトイレでも個性あふれる文言がいろいろあるのだろう。
それにしてもこれだけ多くの場所に貼ってあるということは、それだけ持って帰る人が多いということだ。どういう理由で持ち帰っているのか想像してみた。
・単に誰も見てないからいいかなという出来心から。
・トイレットペーパーを買うお金もないくらい経済的に困っている。
・その施設に恨みがあり、なんとか困らせてやりたい。
・各施設のトイレットペーパーを集めるのが趣味である。
……などなど。
私は学生時代に困窮した生活をしていたが、公共のトイレットペーパーを持って帰ろうなどと思ったことはない。理由としては、大勢の人が利用するトイレに置いてあるものを自宅に置くということが嫌だったんだと思う。
それに私が学生の頃は、街でティッシュペーパーを配っていたので街に出ると1日で十数個のティッシュペーパーが集まった。バックに入りきらないので「いりません」と断ったりもしていた。それもあったのかなと思う。
持って帰る人に「なんで?」と聞いてみたい。
*
午後、隣に住むMさんが訪ねてきた。
近所にあるフィナンシェの専門店で、張り切ってたくさん買ったけど食べきれないからお裾分けと言って3個持ってきてくれた。
『あの有名な店のやつだ…』と思って遠慮なく頂く。
すぐにひとつパクッと食べる。
口の中がモフモフする。なかなか喉を通らなくて苦しい。冷蔵庫から水を出して飲んで流し込む。
私、フィナンシェとかマドレーヌとかこれ系のお菓子が苦手だったんだと食べてから思い出す。味ではなく飲み物がなくては飲み込めないモフモフ感がダメだ。
有名店というだけでテンションが上がって、食べる前に思い出さなかった。
これからは気をつけよう。冷静に食べ物を見よう。
残り2個はこれ系が大好きな夫にあげることにする。
ちなみに、そういう意味ではスイートポテトも苦手だ。
明日から暖かくなるそうだ。
ふぅ〜。