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アイディンティティを保証するのはいつだって難しい

2022.10.13(木曜日)  against the rules

マンションの消防点検の日。

夫の会社が今季から服装が自由になってスーツを着て行かなくてもよくなった。これでシャツやスーツの管理をしなくてよくなる。嬉しい。
今朝は「スティーブジョブズ スタイルだ」と言いながら黒のタートルとデニムで出かけた。夫は胸板が薄いのでスーツが似合わない。こっちの方が夫らしい。リュックを背負って自転車漕いで颯爽と出勤していった。

消防点検で各部屋をチェックされるから、朝から部屋の片付けをする。
特にペット臭を嫌う人がいるので猫のトイレ周りなどは入念に掃除した。
準備万端で待機していたのだけど、9時から開始のはず(順番的には一番最初)なのに9時半になっても来ない。不安になって本当に今日だったのかを連絡メールで確認したら間違いなく今日だった。9時40分になっても音沙汰がない。10時になっても来なかったら管理人さんに聞きに行こうと思っていたら9時55分にやっと来た。
きっと私はその時ものすごい怖い顔をしていたのだろう。玄関のドアを開けると業者の人が私の顔を見て「どうかなさいましたか?」って言った。
心の中では『どうかなさいましたかって...あなた今何時だと思ってんの?』と叫んでいたが、ここは冷静に「9時開始じゃなかったでしたっけ?うちは一番最初だと思ったんだけど...」と微笑みながら聞いてみた。
すると「すいません。他の住人の方から『うちを最初にやって』という要望が数件あったもんで...」それを聞いて呆れてしまった。それじゃ、何のための予定表かわからない。
「だったら『こういう事情で遅れます』と連絡くれればよかったのに…」「すいません。今度からそうします」こんな会話のやりとりがあってやっと点検が終わったのがもう10時を過ぎていた。
私は最初でも最後でも真ん中でも一向に構わないのだけど、予定表を作ったからには極力その通りにしてもらわないと他の予定が狂ってくる。
「うちを最初にやって」と言った住人もある程度見当がついてる。いろんな人がいるわね。

点検が終わってから出かける用事があったので急いで出かける。
急いで出たのでカーディガンを忘れて半袖シャツだけで出てしまう。街を行き交う他の人たちとは服装の感じが違うのが丸わかり。まぁいいか、天気予報では今日は夏日になると言っていた。そう思いながら歩いているうちに日差しが強くなり、あぁ夏日だと思った。

午後、帰宅したら部屋の中がムッとしている。
温度計を見ると30度超えてた。
この時期になってクーラーを入れるとは思わなかった。
おでんの材料を買ってきたので、昼間っからおでんを煮込む。
明日からまたちょっとホテル生活するので夫の晩ごはんを今のうちに仕込んでおく。おでんなら何度でも温め直して食べれるだろう。
今度は部屋中におでんの匂いが充満する。この匂いは最初は美味しそうな匂いなんだけど嗅ぎ過ぎると食欲がなくなるのは何でだろう。

あっ、クリーニング屋に受け取りに行かなきゃいけないのを忘れてた。
また出かける。
師走でもないのに忙しいったらありゃしない。




読んでいただきありがとうございます。 書くこと、読むこと、考えること... これからも精進します。