【オーディオ#3】ベイシー菅原『針』が思わぬカートリッジに…JICO社製SHURE V-15 Type III交換針が、SHURE ME95EDで使えた!
半世紀近く使ってきたSHURE V-15 Type IIIも、遂にオリジナル針が昇天。新品のオリジナル替針の入手は難しいので、代役を立てることに。白羽の矢が当たったのは、日本メーカーJICO社が作っているVN35MRB Ⅱです。
ジャズ喫茶で有名なベイシーのマスター・菅原さんとJICOとの度重なる調整の中から出来上がったと聞いています。JICOは、海外での販売も伸ばしているようですね。まあ、SHUREがカートリッジを続けていれば、こんなことにはならなかったんですが。
交換して試聴したら、大変良い結果がでました。個人的な感覚としては、MM型の軽針圧で高能率のJBLユニットを鳴らすのにマッチしていたと思います。
気に入ってたのですが、数ヶ月使ったところで片チャンネルから音が出なくなりました。カートリッジ本体内の断線なんでしょうか。まだ新品に近い針を無駄にするわけにはいきません。
というわけで、今度はカートリッジ本体の代役が必要になりました。手持ちのSHURE ME95EDで試したら、何とピッタリ適合…運がいいこと。
SHURE ME95EDはSHUREの名前はありますが、同社製のカートリッジではなく、ENCORE社がライセンスで販売したOEMです。ME95EDに適合する交換針は以前から探してもなかったので、これからはV-15 Type IIIの交換針で対応できますね。
このベイシー針、なかなかの実力です。JICO針いいですよ。
続く…