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【カメラ#2】 Nikon Z7…ミラーレスの恩恵、アダプターで広がるヴィンテージ/他社レンズの世界
一眼レフなどレンズ交換するため、各社独自のマウントがボディ/レンズに採用され、他社のレンズを安易に交換できませんでした。使用するにはアダプターを介すか、改造を施すか…ということになります。特にNikonは、レンズからフィルム面までに距離が他社より短かったため、NikonのボディにはNikkorしか使えませんでした。(逆にNikon好きだから、それでよかったのですが…。
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ニコンにアルパ の銘玉も使えます。
5年前の2018年、待望のミラーレス機Nikon Z7が発売され、ニコンユーザーが使用できるレンズ環境が一変します。ミラーがなくなった分、レンズ面と受光部面の距離が短縮されたため、アダプターを用いて他社のレンズが使えるようになりました!
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木村伊兵衛で有名な伝説の銘玉・Leitz Thambar 90mmF2.2(左)。
コンパクトでも描写力抜群の Leitz Elmar 50mmF3.5(中央)。
デジタルになって使い勝手がよくなった Leitz Hektor 28mmF6.3(右)。
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選べば、キチンとした製品もあります。
アダプターは主に中国製の廉価製品が出回ってますが、さすがに日本製の宮本製作所の製品はいいですね。
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ニコンにペンタックス…昔では考えられん組み合わせです。
ペンタックスのレンズ、使ってみたかったんですよ。秋山庄太郎先生が『花』の撮影の際、PENTAX SOFT85mmF2.2+1.4テレコンバーターの組み合わせを好まれたようです。
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アンジェニュー のレンズもOK。
アンジェニュー は仕事では使いませんが、作品づくりには面白いレンズです。逆光で豪快なフレアが出ます。
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PENTAXのフードを付けました。
FUJINON 55mmF2.2もとても良いレンズです。後ピンのボケが強烈な玉ボケになり、イルミネーションの撮影には欠かせません。
この他、CONTAX、Hasselbladなど、多数使用してきました。ミラーレス機を所有されているユーザーさんは、ぜひアダプターで他社レンズやヴィンテージレンズを試してみてください。
今後、それぞれのレンズについて、使用感や簡単な作品もアップします。
続く…。