『ASOBO』人生周回したNiziUからの応援歌すぎて泣いた
こんにちは、病んだ大人です。
四月、新生活の季節。新しいクラスにはまだ馴染めない頃でしょうか。
そんな中、成長したNiziUがデジタルシングルを発表しました。タイトルは「ASOBO」。キラキラNiziUにそんな声をかけられたら病んだ大人は目をグルグルしながら「うん…」と答えるしかないのです。
MVをざっくり紹介すると、転校生のニナに全寮制女子魔法高校JYP日本学科に所属するNiziUたちが、クラスの一軍に入らないかと声をかけてくるストーリーです。(非公式設定です)
以前Step and Stepで、迷える子羊ミイヒを探すストーリーが、虹プロになぞらえて書かれていましたが、今回はJYParkが虹プロ後のインタビューで何度か話していたことがヒントになるかもしれません。アメリカ文化で育った日米ハーフのニナが、ファンには見えてない部分での生活や価値観の苦悩、そしてメンバーと仲を深めていった話をもとにするとしっくりくるストーリーになっています。
今後もこうやってメンバーの内面や物語に焦点が当たっていくのかもしれません。
このままMVの感想をしていてもまた「クッソカワエエ!美人!過去最高!てかMVスタッフ変わった!?」などというテンションになってしまうので早めに曲の話をします。
地中海を舞台としたディズニー映画「リトル・マーメイド」に出てくるような音楽をイメージさせるイントロから全体を包んで、さながらドレスアップしたNiziUはマーメイドでしょうか。もはやNiziUといえばベースサウンドなのではないか?と思う重さの音が混じり合いNiziUの歌が主線を走ります。これがこの曲の不思議でASOBOしてる部分ですが、NiziUの声がまるでひとつの楽器のように使われているのです。だから歌のリズムが難解ですね。ダンスミュージックなんですが。よく踊りながら歌えるな。
とにかくこの主線の歌が曲をガンガンに引っ張っていくのです。
「ASOBO!ASOBO!」と。
字幕を出すとレッツパーリィと訳されていました。あってるのかなその翻訳。
歌詞の話に戻りますが、この曲自体は転校生ニナの馴染めない日常……ではないのがわかります。
この通り「なんでもできるスーパーガールに人生の生き方を教えてもらおう」がコンセプトの曲なのです。
高校生の学業にも当てはまりますがWorkと最初に言ってるので社会人限界オタクは「タスク…仕事…だな…」と感じてしまいます。
仕事は楽しめ。完璧を目指さなくていい。
そんなことより「ASOBO!!」
サビはASOBOしか言ってません。
遊べ、それこそが人生だとスーパーガールは訴えかけるのです。
思えば2022年4月、日本では成人年齢引き下げによりNiziUの大半のメンバーが成人。そして大人になりました。しかし彼女たちは韓国に渡りただでさえ往復で忙しいのに、有名なJYPの厳しい教育プログラムで練習や勉強、撮影など日々をこなしています。もはや社会人一年目の形相はしていません。
実際アルバムを経て今回で彼女たちは歌い方も相当変わってきています。ダンスの硬さも見受けられません。表情管理も初期とは別人です。一度人生周回してきたんだと思います。韓国デビューの準備は万端です。
そんな彼女たちの貴重な経験を私達に教えてくれる曲が誕生したのです。
ただ私も大人です。
そんなことわかっているのです。遊びがなければ人生ではない、と……。
しかし思えば、毎日同じ電車に乗って社会の理不尽になれた日々を送る病んだ大人は、遊ぶということを忘れて生きているのではないでしょうか?
だからNiziUは何度も何度も訴えかけてきます。
流行のマーチングをつかい駆り立てるように言ってきます。
「ASOBO!ASOBE!人生を楽しめ!」(意訳)
その意味に気づいたとき、PC見すぎてドライアイになった瞳からきれいな水が溢れた瞬間でした。
最近死んだ魚の目をしているみなさん。
そんなあなたにぜひ聞いてほしい曲です。
決してその眩しさから目を背けないで。あなたの深い深い海の中にもきっと眠っている煌めきだから。だって私の汚い海の中にも確かにあったのだから。
最後のミイヒ可愛すぎて泣く。
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