マガジンのカバー画像

ミャンマー再訪

12
「私」のミャンマー・ラカイン滞在記。 「伝える」など高尚な目的はなく、ある出来事と私の心の変化を書いてます。 マスコミESに書けば確実に落ちる文章と内容。
運営しているクリエイター

#旅行

スタディーノート9 小火

スタディーノート9 小火

ミャウー。ラカイン州北部に位置し、15-18世紀にかけて栄えた古都である。かつて花めいた王宮こそ残ってはいないが、今でもその堅牢無比(?)の苔だらけの石垣は今もアラカン人を横目に居座り続けている。私は横を通る時、やはり日本の築城技術はすごいのだとほくそ笑むのであった。今年6月からアラカン軍とビルマ軍の衝突の影響でラカイン州のインターネットが遮断されている。9月初目に一部地域のブラックアウトは解除さ

もっとみる
スタディーノート5 アラカン人の一面が垣間見える日

スタディーノート5 アラカン人の一面が垣間見える日

現在私が滞在しているシットウェでは、多くのアラカン人が「アラカンヒーロー」として崇め奉っている一人の僧がいた。ビルマの英領からの独立運動に貢献した、ウーオッタマ僧である。
本日9月9日は彼の命日である。昨晩、ビールを飲んで酩酊状態のまま床に就いた私は、翌朝太鼓の音頭と特大スピーカーにより何倍にも増幅された歌声で目を覚ました。朝から何事であるか。歯磨き粉を乗せた歯ブラシを持って外に出ると、学生ほどの

もっとみる
スタディーノート1 副次的

スタディーノート1 副次的

9月5日(木)、シットウェタイ滞在1日目を終える。現在、「Kiss Guest House」というメインロードに面するホテルに滞在している。ホテル検索サイトで調べると出てくるホテルと同じクオリティであるが、約20ドル(他は35ドル)と格安かつ同年代のフロントマンはフレンドリーであり、居心地が大変良い。

実は一年と5ヶ月前にも同ホテルに滞在していたのだが、ここまで心地よさは感じなかった。フロントマ

もっとみる