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Topbar beekeeping

昨日はトップバー巣箱の内検をしました。スピードは遅いですが順調に造巣が進んでいて、女王の産卵も確認できました。巣はトップバーに沿って直線上に作られており、巣房はすべて働き蜂のサイズになっていましたが、すべてが均一なサイズになっているというわけではなく、働き蜂巣房にも多様性があるのだという事を改めて知る事ができました。何より作られたばかりのミツバチの自然巣は仄かに黄色味がかった半透明の白色でとても綺麗です。

トップバー巣箱という、このプリミティブな巣箱は、西洋ミツバチの生態や特性を理解するには非常に面白く、内検する度に何かしらの発見があるのですが、そうは言ってもミツバチを一年間健全に維持してゆくためにはいくつものハードルがあります。巣落ちのリスクも高く、移動が難しいので、生産養蜂には不向きな巣箱である事は間違いありません。

ところで、レイチェルカーソン女史も言ったように、いつからか人間は、自然の力の源泉から乖離し、退屈でつまらない人工的なものに夢中になってしまっています。経済性と利便性を重視し、人工的で均一化された物に興じた結果、子供の頃には確かにあった純粋な何かが失われてしまいました。

当面この巣箱は子供たちの自然体験や大人の情操教育のために活用していきたいと思います^_^





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