中庸の道
今日は天気が悪かったので終日ガレージで巣ソ枠を作っていました。養蜂は現場での仕事も楽しいですが、工房で巣箱を作ったり、巣枠を作ったりするのもとても楽しいです。むしろそちらの方が好きかもしれません^_^
毎年何かしらの工夫や実験をすると必ずミツバチからの反応があり、その反応をみながらまた試行錯誤してゆくというプロセスには終わりがないように思えます。いや、終わって欲しくないというのが本音でしょうか。
坊ノ内養蜂園の巣ソ枠2022バージョンはホフマン式巣枠にミツロウをコーティングしたハーフサイズのプラスチック巣ソを付けたものになります。巣枠の下半分はミツバチが自由に造巣出来るスペースになっていて、彼らが作りたい巣房サイズを制限しない様になっています。
巣ソ枠に限った事ではないですが、何事もこちらを立てればこちらが立たずで、すべてパーフェクトにというわけにはいきません。あまりに人間中心になり過ぎればミツバチにストレスがかかり、反対にあまりにミツバチに寄り過ぎれば、人間にとってある種の不都合が生じます。
人間とミツバチが譲歩し合って、双方にとってストレスにならない「中庸の道」を模索する事が養蜂の究極の目的かも知れません。
来週は全ての巣箱を2段にしますが、巣ヒ枠はそのまま全て上段に上げ、下段は巣ソ枠で満たして、どのように造巣が進んでゆくか観察したいと思います^
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