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プラスチック巣ソ枠その後

ヤマザクラの流蜜が本格化したタイミングで実験的に入れたプラスチック巣ソ枠ですが、1週間以上経ってようやくミツバチが寄り付き、巣を盛り始めました。

造巣のスピードよりも貯蜜のスピードの方が明らかに早いため、分蜂熱が起こりそうでヒヤヒヤしています(^_^;)

ところで、プラスチック巣ソはコスト面や衛生面、保存の容易さなど、さまざまな長所がありますが、一番のメリットはプラスチックにオーガニックの蜜蝋をコーティングする事により、ミツバチの育児環境をケミカルフリーな状態にできる事です。

現在販売されている人工巣ソは、ミツロウに鉱物性のパラフィンを混ぜて強度を上げていますが、脂溶性のダニ駆除剤であるフルバリネートやフルメトリンが残留している可能性が否定できないため、私は数年前から使用をやめました。

一方で短所ですが、プラスチック巣ソは初動の巣盛りに時間がかかります。ミツバチの寄り付きが悪いのは、恐らくプラスチックそのものに原因があると言うよりも、プラスチックにコーティングするミツロウの質とコーティングの技術の良し悪しが原因だと考えられるので、これに関しては試行錯誤してゆくしかありません。これは来年の課題です。

蜂場はヤマザクラがそろそろ終わり、あと10日ほどでウワミズザクラが開花します。いま出来る事はやったので、しばらくは状況を見守りたいと思います。

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